添削屋「ミサキさん」の考察|24|「『文章術のベストセラー100冊』のポイントを1冊にまとめてみた」を読んでみた㉔
第16位「わかりにくい」と思ったら修飾語を見直す
文章術の中には、「文を飾りすぎない」「不要な修飾語は使わない」という意見も多い。
1⃣修飾する語と修飾される語は近くに置く
「大急ぎで」が「(私が)仕上げた」にかかっているのか、「(編集者が)目を通した」にかかっているのか、わかりにくくなっています。
修飾語は修飾される語の近くに置く、ということを意識して書き直します。
2⃣短い修飾語はとにかく近くに、長い修飾語はやや離れてもOK
ひとつの文の中に複数の修飾語が含まれたり、ひとつの語句にいくつかの修飾語がつく場合には、さらに注意が必要です。
「昔の」と「腕時計が好きな」の2つの修飾語があり、「昔の」が「腕時計」にかかっているのか、「友人」にかかっているのかわかりづらい。
「友人」にかかる場合、
・長い修飾語を、修飾される語から遠くに置く
・短い修飾語を近くに置く
という形で直します。
3⃣修飾語が多い場合は文章を分ける
そもそも長い修飾語を使わないようにすると、混乱を回避できる。
主語や述語も入り混じって非常にわかりにくい。
4⃣ビジネスシーンでは、形容詞や副詞はなるべく数字に置き換える
ビジネス文書の場合には、意味のあいまいな修飾語は避けましょう。
|25につづく|
Webライター 兼 添削人。あなたのサポートはnoteを運営するうえで有効に活用させていただきます。