【第1章】幼き3人の姫君達✥登場人物紹介
《ヴァロワ=ブルゴーニュ家》と《プランタジネット家✠ランカスター家とヨーク家》
《ヴァロワ=ブルゴーニュ家》
・マリー・ド・ブルゴーニュ 1457年2月13日 ブリュッセル生まれ
ブルゴーニュ公国の跡継ぎで「美しき我らが姫君」と呼ばれた。
・シャルル突進公 マリーの父 ブルゴーニュ公国4代目当主
・シャロレー伯爵夫人 マリーの母でイザベル・ド・ブルボンのこと
フランス王家の親戚筋に当たるブルボン公シャルル1世とその妻でブルゴーニュ公ジャン(2代目の無畏公)の娘であるアニエスを両親に持つ、ブルボン公爵家の公女。
つまり夫であるシャルル突進公とは親同士が兄妹であり、同じ祖父母を持つ従兄妹にあたる。
・善良公フィリップ マリーの祖父 ブルゴーニュ公国3代目当主で金羊毛騎士団(きんようもうきしだん)の創立者
・イザベル・ド・ポルトガル マリーの祖母 フィリップ公3番目の妻でシャルル突進公の母
ポルトガル王ジョアン1世と王妃フィリパの次女で、母のフィリパはランカスター公ジョン・オブ・ゴーントの娘。
《プランタジネット家✠ランカスター家とヨーク家》
・アリシア(元の名前はアリス) 1454年7月22日 イングランド王国ノーサンプトンシャー生まれ
実はイングランドの名門プランタジネット家の姫で、理由あって6歳の時にセシリアの母、ベアトリスに引き取られ育てられる。
・セシリア(元の名前はセシリー)1461年7月22日 現在のベルギーのトンゲレン生まれ
ベアトリスの一人娘で、アリシアと姉妹のように育つ。
・ベアトリス セシリアの母で、マーガレット・オブ・ヨークの兄エドムンドの妻
ランカスター家のジョン・オブ・ゴーントの子孫であり、またポルトガルの王家の血筋も入っているものの、政治的な理由から身を隠して生活することを余儀なくされる。
またマリーの祖母イザベル・ド・ポルトガルとも親戚筋にあたる。
・マーガレット・オブ・ヨーク シャルル突進公3番目の妻でマリーの義母
プランタジネット家ヨーク公リチャードとセシリー・ネヴィルの娘で、イングランド王エドワード4世の妹、リチャード3世の姉にあたる。17歳で亡くなったエドムンドの3歳下の妹でもあった。
以上が第1章に登場する主要人物の紹介となります。
この登場人物紹介の中で2人だけは創作で、あとの登場人物は全員、歴史上本当に実在する人物となります。
ついに物語の始まりです。
どうかお楽しみに!
ご感想などもいただけますと大変有り難いです!
※絵はハプスブルグ家とブルゴーニュ家両方の印が描かれている、マクシミリアンの配偶者としてのマリー・ド・ブルゴーニュの紋章
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