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小説朗読 マリー姫とマクシミリアン1世の愛の物語  第1章

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こちら私の投稿している小説の朗読になります。 中世ヨーロッパにおいて強大な富を誇ったブルゴーニュ公国のマリー姫と、神聖ローマ皇帝家のハプスブルグ家の御曹子マクシミリアンの史実に…
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#中世ヨーロッパ歴史小説

薔薇戦争に関係するランカスター家とヨーク家の家系図になります。どうか本文と合わせてお楽しみ下さい。またこの薔薇戦争はチューダー朝創立により終結します。

こちら物語の主人公の一人アリシアの家系図になります。アリシアはセシリー・ネヴィルの最後の子供ウルスラと共に誕生した双子の姫でした。

※アリシアは創作上の人物です。

こちらの家系図はヨーク公リチャードのプランタジネット家での位置がよく理解できるように作成しました。そのヨーク公リチャードとセシリー・ネヴィルの子供達も載っています。

図はイングランド王朝プランタジネット家の家系図になります。百年戦争は家系図無しに理解するのは困難を極めます。なのでどうか、この図を見ながら本文をお読み下さい。また前回同様、王位継承者にはライオンのマークが付いています

ヘンリー3世の妻フィリッパ・オブ・エノーはフィリップ6世の1歳年下の妹ジャンヌ・ド・ヴァロアの娘でもあった。この争いを始めたフィリップ6世とヘンリー3世は義理の伯父と甥という関係でもあったのだ

リシィはどの姿も天使のように美しかったが、湖のように深い青色の目が光り輝くのはいつでも弟が彼女の側にいるときだった。

※写真はヨーク家の子供達が居住していたイングランドのシュロップシャーのラドロー城。

エレオノーレが亡くなったのは1467年9月3日、マリーの母イザベルが亡くなったのはその2年前の1465年9月25日のことで、いずれも9月、そしてマリーもマクシミリアンも共に8歳の時であった。


※こちらの絵は「皇妃エレオノーレと2人の娘」という絵画で、この2人の娘とは1歳で夭逝してしまったエレナと、マクシミリアンのたった一人の妹だったクニグンデの2人の姫と母エレオノーレ。