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詩『海岸沿いの道を歩いているとね』

海岸沿いの道を歩いているとね
風が強くて少しフラついたり
熱く滲む太陽が照りつけたり
白い軽トラが通り過ぎたり
日常の風景が横切っていくの
私が浜辺へ下りていくと
一人の少年が声をかけてきた
「何を探しているの?
お姉ちゃんはどこへ行くの?」
私は答える
「秘密」

56日目
雷おこし薫子より

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