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詩『ただ一人だけ』

何も考えず、ただ一人。
空を見上げて、ただ一人。
そういうときには、
きまってアイツがやってくる。
頭の隅、声が聞こえる。
北風が強く吹いている。
遠く故郷を見つめている。
滲めば蒼、
足掻けば紅、
荒む心は黄金色。
そして尚、
あなたは行方知れず。

雷おこし薫子より

雷おこし薫子の詩集|雷おこし薫子|note


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