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詩『ひりつく』

ひりつくような冷たい風が
私の横を通り過ぎていく
冬のどんよりとした灰色の雲
静まり返った私たちの町
あなたと歩いたあの道は
どこまで続いていたんだっけ?
気がついたらもう
あなたはいなくなっていた
雲の切れ間から覗く
太陽の光
同じことの繰り返し

45日目
雷おこし薫子より

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