リアルな場の価値

 昨日参加した NPO法人CRファクトリー設立15周年記念のオンラインイベント「ビジョンフォーラム」で代表の呉さんが語ってくれたお話しの中のひとつ。「リアルな場が貴重になっていく」これからの活動は、オンラインとリアル、両方を使いこなすハイブリッド運営になっていくという話。

80人以上の参加者が思いをひとつにzoomというオンラインの場に集い、例年に負けない熱気に、新しく不思議な感覚がプラスされた時間だった(^^♪

この数か月、会議や講座・・・オンラインに「慣れる」だめに試行錯誤してきたつもりでいたけれど、いや待って。すでに以前からそれをしてきたじゃないか?と思い出した。

耳慣れない病名を告げられた息子との暮らしに戸惑っていたころ。

専門病院でも同病者と会うことは稀といわれ、インターネットで全国に散らばる患者さんたちを探して情報交換をはじめた。お互いに家族のためだから切実だし真剣だったなぁ。もう25年近く前のこと。

メーリングリストで情報交換を求める人たちをつないでやりとりし伝えあう。励まし合う。そんなふうに過ごす日々から生まれる「年に1度、リアルに集まる場」は、貴重どころか生き甲斐であったともいえる。

文明の利器を駆使して自由に行き来し、その便利さに感動もしないことが多い日常のなかで、貴重なワクワク感をあじわってきたのだとも思う。

「今日もまた会えた」という奇跡への感謝。忘れがちだったな。すべての人にとって、リアルな場が貴重なものになっていくのかな。もし、そうだとしても、意外と多くの人がすでに経験しているみたい。はい、わたしも(*^-^*)



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