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人生の黄昏、夕日の向こうに何が見えますか?(藤村公洋)

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解釈が違う

先日いつものように「渋谷のラジオの渋谷系」を聴いていたら古市コータローさんがゲスト出演されていてね、あの番組って「渋谷のハッピーアワー」とサブタイトルが付いているようにお酒を飲むんですね。決まってスパークリングワインやシャンパーニュをその場でポンッと開けて乾杯するんだけども、そのときに野宮真貴さんが「コータローくんは普段何を飲んでるの?」って質問したのですよ。

古「んーとね、東京にいるときはだいたい酎ハイを飲んでるかな。でも地方に行ったりするとないからさ…」
野「ないのー⁉︎」
古「いやあるよ、でも解釈が違う。だから芋焼酎とかを水割りにしたりロックで飲む」

といったような会話があってちょっとシビれたのですよ。

古市さんにね。

野宮さんもカジさんもそこに言及することはなかったけども

「解釈が違う」ってさ、まさに核心をついた言葉でしょ。

そうなんですよ、酎ハイは地域差があって僕にとっても東京の味が一番しっくりくる。東京の多くの店の「解釈」がね、自分の解釈と合ってるんだな。
というか、酎ハイに限らずレモンサワーであろうが、ジントニックでもマティーニでも、アイスカフェ・オ・レや稲荷寿司や天ぷら蕎麦やB.L.T.サンドだって、結局のところテイストの違いがどこからくるかと言えば、人によって店によっての解釈の違いなんですよ。

でもってね、その日の放送は古市コータローさんの新譜であるカバーソングの紹介を主軸に置いたものだったんですけど、カバーソングってのがこれまた「解釈」のセンスが問われるジャンルじゃないですか。ミュージシャンがその曲をどう解釈するか、を聴くことだものね。僕の中で酎ハイとカバーソングが一直線に繋がって、俄然新曲への興味が湧いてくるひと言でございました。

と、編集後記でありつつ他の番組の感想から始まった今回の「老い羅〜」でございます。

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