老いて加わりたいのは老人会ですか、ユースチームですか?(藤村公洋)
五獣拳の妖精
しかし我ながら酷いテーマだ。
分かりづらいし、老人会とユースチームは比較対象としていかがなものか。
とはいえね、このお題を小原くんにメールした時には何らかの意義を感じてはいたのですよ。「いいテーマだ」との自負もあった。と記憶している。うん。そう思ってた。
しかしそれから何日か経った今になってみるとね、自分がどうしてこのテーマにしたのか、何を書こうとしていたのかちっとも思い出せないのですよ(笑)。
面目ない。
これも老いなのか。
ときおりね、朝起きて「ああ、昨日の洗い物しなきゃ」と台所へ向かうと、深紅の洗い物、じゃなくてシンクの洗い物がすっかりキレイに片付いてるなんて日があるんですよ。身に覚えがないもんだからかなり驚く。誰がやったんだろうってね。
もちろん前日に自分でやったんでしょうけどまったく覚えていない。
そんなことが度々あるのですよ。ぼーっと生きてるんでしょうな。
百歩譲って泥酔してるならそんなことも起こるでしょうがね、酔っていないとなれば、自分の中には何人かの「気まぐれ天使」が同居してるんじゃないか、そう考えると気が楽なのですよ。と、同傾向の方へのメツ&セージなぞ。
老いて深刻になりすぎるのは危険ですから。
「あ、また天使が悪戯したな」って具合にね、ぼんやりとスルーするのが健康には一番。
ジャッキー・チェンの『拳精』に出てきた五獣拳の妖精(可愛いから検索してみて)みたいのがね、夜な夜な現れて皿洗ってグラス拭いたり、やらなきゃなと思っていた庭の雑草抜いてくれたり、古いCDをプレイヤーに乗せて勝手に聴いたり、洗面台の掃除なんかをしてるんですよ。
でもって「老い羅〜」のテーマ決めて小原くんにメールしたりもね。
たまにうちの猫が明後日の方向に鳴いているのも妖精が見えてるんだろうな。
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