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老いても着たいTシャツは?(藤村公洋)

年の瀬と老いと回転寿司

3月からスタートしたこの連載『美しき老いの羅針盤』もそろそろ10ヶ月目を迎えます。
2016年6月8日に僕が初出演した「渋谷のラジオの学校」からのアーカイブ音源を聴きつつ編集後記的に振り返ってまいりましたが、今回お聴きいただくのは2021年6月1日放送分。今年の6月、ついこの間ですよ。ほんの9ヶ月で「渋谷のラジオの惑星」へと至る丸5年を遡ったことになりますね。まさに駆け足でたどる軌跡。一気に5歳分老け込んだ気分になりますな。

そうなんですよ。老いとは律儀に一歩一歩やってくるのでなくてね、しばらく来ないな、オレ若いかも、なんて思ってるところへいっきにドンと加算されるモノではありませんか?
いや、自分のことは分からないでしょ。でもまわりの人を見るとね、しばらく変化のなかった人のもとへ、回転寿司でレーンをせき止めて投入される大量の皿のように突然6皿分くらい盛られていくように見えるんだな。老いがね。追い鰹ならぬ追い老いですよ。自分にはいつのタイミングでそれが来るのだろう。もしそれを感じたら小原くん、教えてくださいね。

といったわけで年内最後の更新。
皆さま何かとお忙しい年の瀬ですから、胃腸も弱ってるでしょうし、さらっと、軽めにね、すぐに終わらせますから。

映画メシとロケ地めぐり

『猿楽町で会いましょう』を題材に「〜惑星」となって初の映画メシ企画となった今回は、リモート収録でも映画メシが可能であると確認できた回でもあり、その後はずっとかな、2021年後半は映画メシが続くこととなりました。

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