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dTVドラマ『Re:名も無き世界のエンドロール』のお知らせ

 いやですね、今日は朝から直木賞&芥川賞のノミネート作品が発表されて、出版関係、作家界隈はその話題で持ち切りでございまして。作家仲間「Z組」からは、芦沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』がノミネートされましたね!すげえ!めでたい!


 そちらのお話もしたいのはやまやまではありますけれども、僕はね、とりあえずまず、今朝はこちらのお話をせねばなりません。w



 オリジナルドラマ『Re:名も無き世界のエンドロール』dTV配信決定! 



 どうでしょうねー、みなさん驚いてくれたでしょうか。

 え、ドラマ化? とぴんと来ない方もいらっしゃるかもしれないんですけど、これ、「映画が好評でドラマにもなります」とかじゃなくて、「映画の宣伝としてドラマも作りました」なんですよね。なのに、約30分×3話、計90分のお話ですから。映画本編が100分なので、おまけがデカい。アメ横のお菓子売りじゃねえんだからという。
 そして、本ドラマのキャッチコピーは、「映画を観る前は絶対に観ないでください」というね。そもそも映画の宣伝用じゃないん、、、? という、なんかいろいろぶっ飛んだ企画になっております。

 ドラマの内容としては、映画のラストシーンから半年後を描く、完全オリジナルドラマでございます。つい先日、続編である『彩無き世界のノスタルジア』を刊行したばかりなんですけれど、それとはまったく別のお話。

 追加キャストも、松井愛莉さん、金子ノブアキさんと豪華、、、!
 岩田さん&まっけんさんも続投でございます。

 映画と同じく佐藤監督が総監督を引き受けてくださいまして、もうね、映画のおまけの域を超えてしまった感じがします。映画館で上映してもいいんじゃないのかね、これ。

 ちなみに、僕も原案という立場で脚本に参加させて頂いておりまして、ストーリーラインの構築、構成、キャラ設定などを担当しました。結構ね、僕が提案させて頂いたセリフや演出もたくさん採用して頂いておりまして、本編ともしっかりリンクしたドラマになっております。まあでも、だからこそではあるんですが、あんまり内容については細かいこと言えないんですけれども。

 撮影は映画本編の約一年後、今年の夏くらいだったんですが、本編の撮影から時が経って、より「キダ」という役が岩田さんの中に浸透したのか、映画本編にも増して、キダ役がしっかり馴染んでいる気がします。そして、冒頭ではかなり意外な姿も……w

 これは僕だけの感覚かもしれないですけど、僕が書いた小説のキダと、岩田さんが演じるキダは、時間が経つごとにやっぱり少しずつ変わって来ていて、映画やdTVのキダには岩田さん自身の人間性みたいなものが溶け込んできているよなあ、という気がしています。なので、小説の続編を書く時は、岩田さんに引っ張られないように、と意識したくらいで。
 

 また、配信が始まった頃にでも、ウラバナシができたらと思っております。紆余曲折あったんですよこれ。どこまで話せるかわかんないけども。

 dTVドラマも、映画と併せて、楽しみに待っていていただけると嬉しいですね。みなさん、くれぐれも、映画鑑賞後にごらんくださいませ。w


 小説版の続編『彩無き世界のノスタルジア』もよろしくお願いします。 
 

小説家。2012年「名も無き世界のエンドロール」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。仙台出身。ちくちくと小説を書いております。■お仕事のご依頼などこちら→ loudspirits-offer@yahoo.co.jp