軽快な音楽も聞こえて来る気がします
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軽快な音楽も聞こえて来る気がします

若林 薫/絵画講師

生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを
話し合う時間を設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。
それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。                若林 薫


コンポジション  F20号  アクリル画   YTさん


正方形の透明アクリル板にアクリル絵の具で
彩色された幾何形態が画面の上をスライドしています。

スケートリンクを自由に滑るスケーターの様に
右に左に模様が踊り、程良い距離間と大小の組み合せに加え
軽快な音楽も聞こえて来る気がします。

この作品の背景には、1919年~1938年に掛けて
盛んに行われた幾何学的構成主義的抽象絵画の考えが
潜んでいる気がします。

作者は制作が進むにつれ、次第に対象物から意識は離れ
コンポジションのみの制作へと移行し、
空間やバランスやリズムのみに重きを置く事になりました。
1枚のアクリル板を貼った箇所や2枚重ねにした事で、
透明のアクリル板に描かれた図形が重なり、
より複雑な画面効果が発生する事を見つけ出しました。
組み合わせや空間を変える事でたくさんの構成が可能な為、
この作品創りは楽しい反面少し難しい面もあります。
制作途中1枚のアクリル板を少し移動させると
となりの1枚も又移動させなければなりません。
その為決定的な位置を決めかねてしまいます。

画面全体のバランスやリズムを考えて構成する難しさは有りますが、
機会があれば何度もチャレンジして頂けたらと思っています。

                絵画教室講師 若林 薫


「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
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若林 薫/絵画講師
1980年インテリアデザイナーを経て、切り絵作家となる。 シンボルマーク、戦闘機スぺシェルマーキング、切手デザインなどを手がけ、作家として国内外にてこれまで数多くの個展、グループ展で作品を発表。現在は絵画講師として活動しながら切り絵・立体・アクリルなど幅広い美術表現を続けている。