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移りゆく時代の1ページを見る事が出来ると思います

生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを
話し合う時間を設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。
それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。                若林 薫


丸ボケの街  F4号(24.2×33.3)㎝  アクリル画  SKさん


モチーフは横浜の市街を
明るく照らす目的で造られたガス燈です
民間の日本ガス事業発祥の
跡地に建てられた本町小学校の
正門の中に有るガス燈で
1872年頃に造られた物です。
そのガス燈も明治の中期には 
その役目を終えて電灯に変わってしまいます
移りゆく時代の1ページを見る事が
出来ると思います
 
作者は作品制作にあたって
情報を収集し 丁寧な作業を丹念に行っています
キャンバスボードに暗黒色あんこくしょくの地塗りをし
準備しておいたガス燈のシルエットの型紙を
画面上に仮止めしています。
更にガス燈のシルエットが表出する様に
丸く切り抜いた灯の型紙を 繰り返し使用し
何度も色を変え スパッタリングはねかけする事で
その当時のガス燈の全体像を浮かびあがらせ
そして ガス燈に照らされている街を
再現しています
叙情的じょじょうてきな作品に見惚れてしまいます
 
              絵画講師 若林薫 評





きしゃこく先生に紹介していただきました
ありがとうございました。



「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
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よろしくお願い致します!」


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