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「啓蟄」鳥は野山を渡り 虫達は蠢(うごめ)き始める

何に感動し 何を描きたいのか 何を伝え何のために描くのか 
風景、人物、静物それら全てに感じるものが必ずあると思っています
自分の思いを画面に向かって悩みながら楽しみながら
描き続けています


3月の初め 太陽が地面をあたた
地中の虫達は 春のおとずれを知る

草むらのあちこちから 顔を出し
外の空気のぬくみを たしかめる

次々に地表ちひょうに出てくる者も居れば
思わず首をすくめて
もうしばらく眠っていようと思う
虫達も居る

春とはいえ ほほに当る風は
まだ少し冷たい

山桜は くれない葉先はさきを染め
いち早く山々に春を告げる

鳥は野山を渡り 虫達はうごめき始める


啓蟄「けいちつ」  S50号   アクリル画


 

地中の虫達が 動き始める3月5日頃 
太陽の日射しで 地中の中は春の暖かさ。

外気はまだ少し冷たいけど 
じっとしていられない虫達の様子を 描いてみました。

虫の嫌いなひとにとっては 
あまり気持ちのよい絵ではないかもしれませんが
早春を感じて頂けたらと思います。


描き方

木製パネルに寒冷紗をジェッソで貼り 
空の部分は ジェッソのままを利用し
ザラついた様子を出す為に 
地面の部分にグラスビーズを塗り広げ
マチエール(絵肌)を創り 彩色しています。


「作品をご覧頂きありがとうございました。気に入って頂けましたら、
スキ・コメント・フォローなど頂けますと創作活動の励みになります。
よろしくお願い致します!」


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