
砂利道に出来た水溜りに ふと視線を向けた
生徒さんが作品に取りかかる前に何を描くのかを
話し合う時間を設けています。
・こんなに素敵な風景を、こんなにかわいいペットを絵にしたい。
・こんなに哀しかった思いを、絵に残しておきたい。
・こんなに嬉しい事を、みんなに伝える為に絵にしたい。
それぞれの想いや感動や想像があって、モチーフは決まって来ます。
そんな想いのこもった生徒さんの作品を、
ご紹介していきたいと思います。 若林 薫

台風が通り過ぎ一気に晴れた空を
ちぎれ雲が足早に走り抜けるのを見ながら
ちょっと邪魔くさそうなレインコートと
レインシューズ姿の作者は
夏の陽射しの中 少し気だるい感じで
歩いていたのかもしれません
砂利道に出来た水溜りに ふと視線を向けた折
この小さな水溜りに出来た
大空を映す風景画が
作者の中で出来上がったのでしょう
足元に出来た風景を
不断は何気なく跨いでしまうのに
そこに有る青空と白雲に心ひかれ
それを見逃さない作者の観察眼が
俳句や絵画を生み出す力に
なっているのだと思います
日常の中に有る雨降りも
又 趣味の世界を広げてくれる
ツールになることもあるのです
絵画教師 若林 薫 評
描き方
絵画技法としては
キャンバスボードにシェルマチエールを塗り
ザラザラした砂利道の表現に応用しています
水溜りの部分には使用せず 平滑な水面に
空の映り込みを アクリル絵の具で表わしています

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