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無意識の中から生み出された「Hana」は解放された自由な作品に・・・

抽象絵画はどうしたら描けますか?
抽象絵画って? 
という生徒さんからの声に 抽象絵画について大きく5つに分けて紐解き実践してみました。

  • 表現主義的抽象絵画

  • 幾何学的構成主義的抽象絵画

  • アメリカ型絵画的抽象絵画

  • フランス型抽象絵画(非定型)

  • 日本型抽象絵画

今回はアメリカ型絵画的抽象絵画の生徒さんの作品を紹介いたします。


「Hana」    F4号(33.3×24.2)㎝  MI さん


画面を埋める無数の絵の具のしずくが、読み取れます。
アクリル絵の具のブルーとイエローとスカーレットを
少しゆるく溶き
水平に置かれた画面の上部より絵の具を落下させています。

何を描くのでは無く 無意識に色を落としています。
赤い絵の具を落としたかと思えば何も考えず
次の絵の具を落下させる
ドリッピング技法を行っています。

1947年にジャクソンポロックが始めた方法です。
無意識と言う意識に動かされて制作されています。
これが アメリカ型絵画的抽象絵画の始まりで現在に至っています。

本来は大画面を床に置き体の動きで表現する
アクションペインティングです。

次々に落とした絵の具は画面上で混ざり合い にじみ合って
不思議な色と形が自然に発生し
作者の思いとは別の作品へと進んでいきます。

更にその作業を続けると完全に無意識の中で描かれた作品になります。
今回こうしてきれいに仕上ったその作品に
作者は「Hana」と言う素敵なタイトルを付けました。
                    
                     絵画講師 若林薫 評






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