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旗揚げ公演CHOICEのお話(配信機材編)

さて、またまた大分期間があいてしまいました。とほほ。
年末まで仕事が大変すぎて…
ただ、ここ二日は余裕があったのですが死んだ様に寝ていました。
なかなか疲れも取れないし、近々病院にいこうかなぁ。
とまぁ今回は舞台の配信にかかせない機材等について!
ここに書いてある機材とやる気さえあれば
どうにか生配信が行えるはずです!
機材は基本レンタルで、総額10万円前後くらいだったと思います。
主に機材の選定基準は、価格の安さ・使いやすさ・質の3点です。
それでは紹介していきます!

カメラについて

使用したカメラまとめ
・上下カメラ SONY PXW-Z90
・上下カメラケーブル BNCケーブル(20~30m)
・SDI⇒HDMI変換 Blackmagic Design HDMI to SDI(miniConverter) 
・中央カメラ  SONY HXR-NX80(三脚つき)
・カメラケーブル HDMI光ケーブル(8~10m)


まず、上下手持ちカメラに使用したのは、SONYの小型業務用カメラ
SONY PXW-Z90です。

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カメラからスイッチャーには、SDI端子をHDMIに変換してつなぎました。
使用したケーブルは、BNCケーブル

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HDMI端子は脆弱なので、動きのあるカメラはSDI端子必須です。
また、接着部分に負担がかからないように、ケーブルは長めがおすすめ。
他にもベルトにケーブルを絡ませるなど、テンションをかけない工夫の仕方はあるのですが、それはプロのカメラマンに教わるとgood!

スイッチャーはHDMIで受けなければならないので
SDIをHDMIに変換する必要があります。そこで使用したのが
Blackmagic Design HDMI to SDI(miniConverter)

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このコンバーターを挟んで、HDMIに変換して最終的にスイッチャーに映像を流し込みます。
中央に使ったカメラはこれまたSONYのHXR-NX80

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上下に使ったPXW-Z90の兄弟みたいなカメラです。
SDI端子がないのが注意点。三脚に据え置きで使う中央カメラのみ使用しました。

スイッチャーについて

使用したスイッチャーはRolandのVR-4HD。

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最大4カメ分の映像を流し込み、配信に使う事ができます。
ちなみにCHOICEでは3つをカメラに使用し、残りの1つにPC画面を流し込みました。生でテロップを送出するためです。
詳しい使用方法色々な方がYouTubeで解説していますので、
ぜひそちらをチェックしてみてください!
下記動画など、参考にさせて頂きました。
このスイッチャー(AVミキサーといいますが)、とても優秀。
カットのほかに、ディゾルブや分割画面、ピクチャーインピクチャーなども可能です。(CHOICEではほんの一部しか使いませんでしたが…)

連絡系統について

スイッチャーとカメラマンは少なくとも常に連絡が取れるようにしておく必要があります。
そこで、今回はKENWOOD TCP-D551を使用。

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朝から夜にかけて計8時間ほど使用しましたが、
バッテリーは二つで十分でした。
しかし、一つ難点が。スイッチャーは基本的にいつでも話せる状態にしておきたいので、一度ずっとマイクをONにしてみたのですが…
30分ほどでオーバーヒート。5分ほど使えなくなってしまいました
このトランシーバーは、話す時々にマイクをONにしなければなりません。
また、カメラの上にモニターやランプをつけていないので、
いわゆるタリーランプというものがつきません。

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テレビの現場などで使われるカメラです。数字の「1」が光ってますね。
これにより、出演者とカメラマンが、今どのカメラの映像を使っているのか
知ることができる
んです。
これがないと、カメラマンはいつ休んでいいのかわかりません
長時間休みなくカメラを回していると、さすがに死んでしまいます…
今回は、スイッチャーである僕が使っているカメラが何番か、常に伝えることで知らせていました。

配信ソフト・インターフェスについて

今回使用した配信ソフトは、OBS studioという無料ライブ配信ソフト。

なぜこのソフトにしたかというと…劇場さんからの指定でした。
というのも今回、配信用のPCは劇場さんからレンタル
自前のものだとスペック的に不安があったので…拝借しました。
劇場での実績もあり、安定していて使用方法も簡単
こちらも使用方法は是非YouTubeをチェック!
1つ難点を上げるとすれば、音声と映像のズレですかね。
記録された映像を見たところ、おそらく5フレームくらいの差異がありました。生配信なので難しい事は重々承知の上ですが、
舞台だとどうしてもリップシンクのズレは気になってしまいますよね。
なかなかずれないテレビの生放送ってすごい…
有償のサービスも含め様々な配信プラットフォームがあると思いますが
どれを使用するかはあなた次第…。一番いいのってどれなんでしょうね。
配信のインターフェイスはVimeoを使用。

https://vimeo.com/jp/

ややこしいですが、OBSの映像をVimeoに流し込んで配信、という事です。
今回CHOICEのチケットをご購入いただいたお客様には、
VimeoのURLとパスワードをお送りし、限定公開で見て頂きました。

まとめ

配信機材の説明、いかがでしたでしょうか。
普段テレビの仕事をしているものの、このような機材を直に触るのは
ほぼ初めてだったので、色々自分でも調べました。
特にすごいと思ったのは、機材やソフトの使用方法がYouTubeにほとんど上がっている事
めちゃくちゃ分かりやすい動画がたくさんあります。
ちなみに、音声については、音響さんが卓で完全にMIXしたものを
スイッチャーに流し込んで、スイッチャーのフェーダーは固定
でした。
スイッチャーでも色々と音声的なものをいじることができるのですが、
舞台の生配信ではスイッチャーで音までいじるのはありえないですね。
スイッチャーはあくまで映像のみに使用するものだと思ってください。
さて、ある程度これでCHOICEの話は終わりになるのかしら…
CHOICEのほかにもこれまでの活動についてや、今後の方針についてなど
書けることはそこそこありそうなので、
仕事のあいまを縫って書いていきたいと思います!それでは!

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