人生はむずかしくない

この長い、短い人生を生きていく中で、人は多かれ少なかれ壁にぶつかり、複雑に絡まった人生の糸に翻弄され、部屋の片隅で俯いて膝を抱えるなんて経験をしない人はいないのではないでしょうか？

「幸せ探し」というゲームの頂点を求めて競争に明け暮れる日々に、ふと、頬を撫で、通り過ぎていくすきま風に気づくのです。

「一体何のために生きているのか？」
「探している幸せとは一体何だろう？」

一角の人物となってたくさん稼いで、
引退後は好きなことをやって平和に暮らしたい。。
ところがその頃には、身体はあちこち故障だらけで思うようにならず、
好きな事さえ容易に出来なくなって、こんなはずじゃなかったと
ため息の毎日、そんな人生が大半ではないでしょうか？

人生に秘密はあるのでしょうか？
人生に裏技的な生き方は存在するのでしょうか？

一見幸せに見える、自己実現して上手に生きている人は、
何かそれらの秘密を手に入れたのでしょうか？
人生の秘密を知っている人だけが幸せになれる。。
そんなことが人生の真実なのでしょうか？

「人生はむずかしくありません」

ただしそれは「世界とは、自分を映す鏡である」という真理を
無条件に理解出来たなら、です。

「それ」とは何でしょう？
どんなものでも「それ」とは何でしょう？「それ」の真実、本当の姿とは
どんなものなのでしょう？

「あなたがそうだ、としたもの」です。

それ以外に「それ」など存在しません。
これは、何もスピリチュアル、悟りなどを待たなくても事実ではないでしょうか。
あるものを出来る限り小さく、小さく、その最小単位まで小さくすると、
一体何が見えてくるでしょうか？
その見えたものは、当初のものではありません。
どういうことでしょうか？
どんなに硬いものであっても、その最小単位までいけば、そこには素粒子と広大な空間があるだけです。
人、車、食べ物、海や星や全てのすべて、
目に見える物全ては実は存在していないのです。

世界も、そして誰かその人も、あなたがそう思うものそのものなのです。
あなたは鏡に取り囲まれて日々を生きているのです。

あなたの信じていること、あなたの思うことがあなたの人生に
正確に映し出されています。
あなたの人生があなたの好きなものでないなら、
あなた自身があなたの人生のすべてにおいて何を信じているのか、
どんな考え方、どんな固定観念を持っているのかを見直してみる必要があります。

今、あなたの鏡には何が映っているでしょうか？
世界のどの部分を見ても、あなたが映っています。
それはあなた自身なのです。