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宝塚コレクションで「何でも鑑定団」へ


 今から二十五年ほど前。
知り合いから連絡があり、テレビ東京の人気番組「何でも鑑定団」の出張鑑定が宝塚市であることを知りました。

「へえー」と他人事のように思っていたら、制作会社から連絡があり「宝塚市で人気の出張鑑定があるのですが、宝塚歌劇のものが何も出ないんですよ。出ていただけないでしょうか?」とのこと。はっきり言うと泣きつかれた。当時はまだ「宝塚歌劇歴史研究家」や「宝塚歌劇コレクター」というような看板も上げてなくて、少し悩みましたが宝塚歌劇の宣伝になるならと引き受けました。

 会場は今は無き「宝塚グランドホテル」 
それまでで最高の千人の観客が集まりました。
確かトランク二個分くらい持って行ったかな・・・
鑑定は一番最後に出していただき、あの「いい仕事ですね」で有名な鑑定士の中島さんから、「スタジオへ」という評価をいただきました。

 ここからが大変。コレクションを東京に全部持って来て欲しいと言われました。仕分けしてダンボール二十個ほどを、テレビ局が依頼した運送屋さんが取りに来て、私は新幹線で東京へ。

 スタジオに行くと、どんな感じで私の持つ宝塚歌劇コレクションが並べられているか見せてくれずに本番。収録スタジオでは簡単な話をして、テレビ東京で一番大きなスタジオに移動。ここで私も初めてコレクションが綺麗に並べられていたのにびっくりしました。


 結局は送ったうちの半分しか飾られず、また自宅の部屋にも送れなかったダンボールが山積みで残っていました。
この番組がきっかけとなり、私は宝塚歌劇コレクターとして
歩みはじめました。



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