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甲本ヒロトおすすめの『RCAブルースの古典』


RCAブルースの古典

2024/1/29放送のザ・クロマニヨンズ 甲本ヒロトオールナイトニッポンPremiumのラジオ放送
(パートナー:サンボマスターの山口さん)

放送後半で、サニー・ボーイ・ウィリアムソン 『Good Morning School Girl』をかけた後に、ヒロトが「今日は、ちょっとどうしても、かけたかった曲なんで急いでかけました」「なんでこの曲をどうしてもかけたかったというと、あの、このコンピレーション盤を紹介したかったんです。これは、中村とうようさんとか日暮さんとか鈴木啓志とかが編集なさった『RCAブルースの古典』ていう3枚組のLPなんですよ。実は、僕らは、これで育ったと言ってもいい。リロイ・カーもこれで初めて聴いたし『RCAブルースの古典』ていうものをきっかけに、1人づつのブルースマンを、気になった人を追いかけていくんです。そんで、そうやって、きっかけなんだ。で、今日のラジオも、もしかしたらきっかけになればいいと思って今日、この仕事を受けたし、山口くんと話すことでどんどん扉をひらきやすくなるんじゃないかって僕は思ったし、だから、今日の放送を聞いて、クロマニヨンズ好きになったとか、サンボマスター好きになったとかは、そんなのは、どうでも本当はよくて、ロック好き、ロックロール好き、ブルース好きて言ってくれれたら1番嬉しいです。その仲間にサンボやクロマニヨンズいるなって思って貰えたら最高だろ。で、このRCAブルースの古典てのは、道標になったレコードなんです。この中に、サニー・ボーイ・ウィリアムソンの『Good Morning School Girl』入ってて、ハーモニーカで練習したもん。難しかった。ハハハッ」


ヒロトとサンボマスターの山口さんとのかけ合いが楽しくて、2時間の放送もあっという間に感じた。その中で、ヒロトが話してた『RCAブルースの古典』ていうコンピレーション盤が気になって、まずネットで画像を探した。茶色の枠の中に水色の服を着た女の人がタバコ吸って座っている。「なるほど、これか」画像を頭の中に叩き込んで、ネットで売ってたりするか探してみる。ネット販売もしているレコード屋さんの在庫もみたけどやっぱりない。ヒットしたのが、某フリマサイトで、やっぱりちょっと高い。CDは他のネットサイトで売ってると思ったら、レコードよりものすごく高くなっていて数万もしてるから、ちょっと手は出せないなと思った。

そんなこんなで、ラジオを聴いてから約半年後。仕事のストレス発散で、レコード屋に寄ってから帰ろうと、閉店ギリギリ30分前に、お店へ滑り込む。いつもは入口のロックコーナーから見るのに、なんとなくその時は、1番奥まったブルースコーナーへ吸い寄せられた。本日入荷のところに、目を落とすと、何故か1枚だけ上から3分の1くらい飛びだしてる分厚いレコードが目に入った。
茶色の背面に「RCA」と文字が見えて、まさかと思いつつ、引っ張り出したら、ネットで見たのと同じものだった。そして、お値段が何故か…1,200円。外側にあるビニールがちょっと古い感じで、みるからに埃っぽい。「盤が傷だらけなのかな…いや、それにしても安い…」と脳みそがぐるぐるしながら、レコード屋さんの隅っこで1人フリーズしてた。

とりあえず、検盤させてもらおう。閉店ギリギリだから、急いでカウンターに持って行って、レジのお姉ちゃんにお願いして、検盤をさせてもらった。取り出すと、やはりちょっと埃っぽい。盤は、細かい埃が結構ついてるし、なんか汚れてる。3枚とも裏表を確認して、スレてる感じはあるけれど、傷はなさそう。「埃すごいけど1,200円だし、家で丸洗いすればいいか」と思い購入決定。

わくわくした気持ちとなにより、これを聴けば私も何かブルースの扉をもっと開けれるかもしれないという気持ちが強かった。

レコード洗って干してる


  ヒロトがラジオ以外でも「RCAブルースの古典」の話をしているのも見つけた。ヒロト達がよく出る雑誌DONUTのweb盤だ。

それこそ前はね、ブルースのちゃんとしたレコードが日本では少なかったんだ。だから、中村とうようさんとかが監修した『RCAブルースの古典』っていう3枚組、あれをみんな聴いてた。最初はこれとこれ、みたいに好きだったのが今は全部好き。うん。あの、もう一回言っとこうか、『RCAブルースの古典』いいですよ。皆さん聴いてください。あそこで始まって、あそこに帰る。

『RCAブルースの古典』には続編もあって全部いい。ブギ連でやってることなんか『RCAブルースの古典』を聴けば全部ネタバレするよ。

2024.2.06 DONUT web

今年(2024年)10月。5年ぶりにヒロトと内田勘太郎さんがブギ連を復活させて、「第2回ブギる心」のLIVEをするから、この『RCAブルースの古典』聴き込んでLIVEに行ってみようと思う。

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