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大学でもサッカーサポーターを続けたことにより、社会人生活で役立ったこと

こんにちは、青山です。
先日きょんもりさん(@kyonmori_)の記事「これから大学生になる人は、絶対サッカーサポーターを続けたほうがいい」を拝読しました。


「あっ、それ社会人になってからもだよおおおお!!!」と思い記事を書いてます。

「行けるのも大学生の間だけだから…」と有り余る時間、エネルギー、そして勢いに身を任せ通ったアウェイ。気が付いたら社会人になっても続けていた、なんならその後の仕事や人生にプラスの影響をもたらしていることを書きました。

自身の経験に基づいて書いているので、アウェイ遠征が役立った話題多めです。社会人のみなさんもパターンは違えど「あるある」と頷いていただける部分があるはず。


就活で役立つ

私は新卒でニフティという会社へ入社しましたが、最終面接でサッカーサポーター、ならびにアウェイ遠征の経験が大いに役立ちました。

最終面接の多くは、雑談力を含めた「コミュニケーション」「入社意思」を問われることでしょう。大体の面接で

「あなたの趣味を教えてください」

という質問をされます。
「サッカークラブのサポーターで、アウェイも現地観戦で〜」というお決まりの話をした後に

「どうしてそこまで…アウェイ遠征の楽しみを教えてください」

と、向こうが食いついて来たらこっちのものです。

私はそこから「酒蔵や遠征先の水を知った後に飲む日本酒が美味しい」という日本酒トークへ展開しました。

「では好きな日本酒は?(きっと獺祭とかでしょ?)」
「天狗舞(山廃)」
「…ほう。(やるやんけ、しかも山廃)」
「雄町の天狗舞も時に出回るとかで来年こそは…」
「ほうほう!(あ、イケる口だ)」

みたいな会話をして内定をゲットした記憶があります。というか面接時間の8割がこの話題だったと思う。
過去にも書いたけど金沢遠征はマジでいいぞ。

なお就活の場で「趣味は?」と聞かれた際、サッカーサポーターと答えると会話が広がりやすいのでオススメです。なぜなら絶対「どこのチームですか?」って返ってくるから。そこから会話のキャッチボールスタート。

いくつか「遠征ネタ」は用意していたのですが、きっと最終面接の相手には偉いおじさん(日本酒好き)が来るだろうと思ってました。ビンゴ。このテクに汎用性があるかは知らん。

ちなみに質問されたとき「(J2なのに)どうしてそこまで…」という枕詞があったのを忘れません。私は選手たちの熱いプレーを観に行っているのです。(負けても良いとは言っていない)

地理とお得な交通手段に詳しくなる

学生の遠征、基本的に時間はあるけどお金がありません。
遠征計画を立てる中で

・LCC
・青春18きっぷ
・夜行バス

など、とにかく安く遠征する知識が増えていきます。
とくに「青春18きっぷ」と「夜行バス」は地理的感覚も磨かれます。

J2サポーターの難敵であった「ナイターの徳島アウェイ」なんかも鳴門から三宮まで出たらどうにかなるという感覚が磨かれるルートです。

青春18きっぷも、どうしても時間が無い時は「ワープ」を使ったり、始発に乗り込み清水駅で下車したら宮本商店で朝食にマグロ丼食べると丁度良いといったノウハウが溜まります。
特に「在来線で静岡県内を座って横断する方法」を知っているか否かで人生が大きく変わるでしょう。

ちなみにこの経験がどう役立ったかと言うと、ニフティはIT企業だったのでピッチ大会があるんですよね。みんながテクノロジーについて語る中ひたすら安く遠征する方法を語ったところ、旅行について聞かれる機会がやたら増えました。
いろんな人に話しかけてもらえるようになりラッキーです。

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ご当地にまつわる趣味が増える

さて、先述の日本酒ではありませんが「ご当地にまつわる趣味」が増えやすいのもサッカーサポーターの特徴では無いでしょうか。例えばラーメンだったり温泉だったり。

私の場合は「日本庭園」(お抹茶をいただける場所)がそれにあたりました。

自分でお抹茶を立てるほどではない。
でも、のんびりお抹茶をいただけるスポットが好き。

J2の試合観戦では、
偕楽園(水戸)
兼六園(金沢)
後楽園(岡山)

日本三名園がカバーできちゃうんですよね。
遠征がてら庭園を巡るうちにハマりました。

ちなみにオススメお抹茶スポットは
臥龍山荘(愛媛)
栗林公園(讃岐)

あたりでしょうか。

これも各地出身の方との会話のきっかけで大いに役立ってくれました。

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仕事で相手の懐に入りやすい

なんだかんだ、これがみんな同意してくれるかも。

お仕事でNHKさんと一緒に「ザ・ディレクソン」という番組を作っています。
各ご当地のキーマンを集め「どんな番組があったらその地域が盛り上がるか」をアイデアソン(グループワーク)形式で発案してもらう企画です。
(採用アイデアは実際に番組化しちゃいます)

以前は全国各地飛び回っていましたが、コロナ禍でオンライン開催になりました。今でも定期的にファシリテーター(みんなが会議を楽しめるように運営するポジション)としてグループに参加しています。

私は東京在住なので、言うなればその地域の方からすると部外者なワケです。会議の重役を担う中で自己紹介が

「(今回担当する)〇〇県は行ってみたいと思ってました!今回は実際にお住まいの皆さんから、〇〇の魅力を伺えると嬉しいです。よろしくお願いします。」

だと少し弱いんですよね。参加者の皆さんとも仲間意識が作りにくい。
そんな時に

「(熊本は)黒川温泉が素敵な場所でした。ねぎぼうず(立ち飲みの方)が好きで、熊本へ訪れるたびにお邪魔しています。今回は実際にお住まいの皆さんの視点から熊本の魅力を伺えると嬉しいです。よろしくお願いします。」

という自分なりのエピソードが添えられるだけで一気に心理的距離が縮まります。これもサッカーサポーターをやっているおかげでした。

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(NHK with 俺 with ジェフィの図)

誰とでも喋れるようになる

今回書いた内容で共通しているのは、サッカーサポーターを続けていると「会話の引き出しが増える」ことです。

「サポーターです!」と言えるだけでキャッチーな自己紹介になりますし、同士から話しかけてもらえる場も多いと思います。

別に遠征してなくても良いんです。
自チームの選手の出身高校を知っているだけでも話題のタネになります。
どこの出身の人とも「地元トーク」ができるようになるのは本当に強い武器です。

まとめ:サッカーサポーターを続けると

・(もしかしたら)就活で役立つ
・地理とお得な交通手段に詳しくなる
・趣味が増える
・仕事で相手の懐に入りやすい
・誰とでも喋れるようになる


また、副次的効果ではありますがサッカーサポーターを続けた結果サッカークラブと地域のコミュニティを結びつけるご相談を頂くようにもなりました。
自分のジェフ愛でバイアスかからぬよう気を遣いつつ、いちJクラブのサポーターとして様々な企画を提案する日々です。

カバー画像のふくやん&豊永さんとのイベントなんかもそうですけど、どこに機会が転がってるかわからんもんです。
スポーツビジネスに飛び込みたい方は、もしかしたらサポーターを続けていると業界への道が開けるかもしれません。

J2の話になりますが、今年は秋田が上がってきます。
好きな酒蔵がとにかく沢山あるので遠征に行けますように。

以上、ジェフサポ続けててよかったーというお話でした。

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