「いつもジェフと共に歩んでいただきありがとうございます」
いつ一緒にspaceで喋ろうか日程調整していた最中、その一報は入ってきました。2022年8月17日、コロナにより振替となったホーム甲府戦、当日の正午のことです。
ジェフの“試合”以外の情報発信は正直物足らなく感じる(最近すごく頑張っているとも思う)。ただし、そういったコンテンツにはオフィシャルとして発信すると”興醒めする”ものも多くある。
いちサポーターが出来ることは限られている。
事業を通じてコンテンツを設計し、発信するノウハウと感覚は何となく掴んだ。小規模でもいいから、次は何を、どこに、どう働きかけていくべきか…
ここ数年、ジェフへの愛が歪んだような悩みを抱えていたところに現れたのが貴方でした。
勝手ながら尊敬の念を抱いていました。選手とはまた違った形で単年契約、個人事業主としてクラブに関わる貴方は明らかに「社員」とはマインドが違った。
これは「社員雇用」を否定するものではありません。
計画というのは数年、数十年スパンで設計し、それに寄り添う人も必要。そのために日本の雇用制度も重要だと思っています。
しかし、現状に危機感を抱きスピードを持って動けるのは毎年「契約」に晒される立場の人のことが多い。
貴方はそれを理解しつつ、自分自身がクラブにとって、サポーターにとって一番活きる情報発信を続けてくれました。
…みたいな話もしたかったなぁ。笑
聞きたかったこと、たくさんあるなぁ。
そういえばカタールへW杯を観に行ったんです。
東京23区ぐらいの範囲で大会が開かれていて、街全体がサッカーのお祭りムードでした。コンテナを活用し、大会後に解体されるスタジアムや遊牧民の民族衣装を纏ったように見えるスタジアムもあります。
ロッカールームはもちろん、スタジアム好きの貴方はきっと大興奮だったと思います。もし貴方がその光景を目の当たりにしたら、どんなインスパイアを受け、来シーズンフクアリのロッカールームにどんな魔法を掛けてくれたのか。
見たかったですが、残念ながらそれも叶いません。
ただ、私をはじめ何人ものジェフサポーターがカタールへあなたの魂を連れて行っています。ちょうど今日、ニュースでも取り上げられていました。
こだわりが詰まったユニフォーム、会場で見たどのナショナルチームにも、どの強豪クラブのユニフォームにも負けていませんでした。
カタールに行ったおかげでACLを戦うジェフが見たくなりました。
そう遠くない未来、選手、そしてクラブがサポーターのことを連れて行ってくれると信じています。
ACL限定ユニなんてのも出るかも知れませんね、きっとリーグ戦以上にカスタマイズが許されると思うので、そこでも貴方のクリエイティビティを発揮して欲しいなぁ。
「いつもジェフと共に歩んでいただきありがとうございます」と私に言ってくれましたが、そのままお返しします。
いつもジェフと共に歩んでいただきありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願いします。
貴方に会えて、本当によかった。
ありがとう、後藤さん。安らかに。
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