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うれしかったことを積み上げる

「猫は嬉しかったことしか覚えていない。猫は、過ぎたことを引きずることなく、嬉しかったことだけを積み上げて生きていくのです」というツイートがTwitterで話題になっていた。

調べてみると、どうやら猫のそういった傾向は本当にあるらしい。
例えば、おもちゃで遊んでいた挙句、それを誤飲してしまって手術することになってしまったとして、猫はまたそれを繰り返してしまう事がある。
なぜなら、おもちゃで遊んでいた楽しい記憶かつよく彼らに刻み込まれているから。
嫌なことはすっかり忘れてしまうのだ。

この話を聞いて、私も見習いたいものだなあと思った。

というのも、自分の性質の一つとして、悲しみの感情に繋がりやすい、というものがあるからだ。
何かを見てすっかり忘れていたいやな記憶が蘇り、悲しい気持ちに染まってしまうし、過去のことを思い出そうとしても嫌だったことばかりが浮かんでくる。
これが生活の中で多々あるのだ。

それに、楽しかった記憶もその中に嫌なことがひとつあるだけで真っ黒に塗り潰してしまう…


でも思うのだ。楽しかった、幸せだった瞬間までもが嘘偽りだと思うこと必要はないんじゃないかと。
果たされなかった約束も、終わってしまった関係もたくさんあるけれど、その間に確かに存在していた煌めきはずっと心に取っておきたいなあと。

自分のそういった側面を自覚してからは、あれつらかったな、と思い出しても、でもあれは良かったなと楽しかったこともセットで思い出すようにしている。写真も利用して、いい!と思ったものを撮り溜めて、寝る前に見てみたり…

少しだけど、以前より心がおだやかになった気がします。

猫を見習おう。
ちゃっかりわすれて、おもちゃを二度も飲み込んでしまうのは嫌だけども。

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