1 他の人が気が付かないことに気付く特性がおこす対人トラブル

人の関係性が出来上がっている場所に、久しぶりに行くのはちょっと居心地が悪い時がある。
そこでは、準備後片付け係が4人位のグループごとに順番に回ってくる。
個人的には苦手な仕組みだ。実際にやる頻度が多い人少ない人が出るので不公平になりやすい。一人でやる方がよほど楽。
ずっと行ってなかったので、係からは外れていた。
何か手伝おうかな、と思った視線の先に、空気清浄機のタンクを外している人がいて、
[あっ、水がしたたっているよ]
と手と口を出してしまった。

係だった人は、[えっ、何? 何も変なことはしてないよ]と不快な表情をした。
私の手からタンクを取り返し、洗い場で水を捨てて横向きに置いた。
ああ、そうか。[手伝いましょうか?]って尋ねるのを忘れていた。
人がやるつもりのことにいきなり手を出してはいけないんだな。
そして[水がしたたっているよ]はありのままの事実だけど、相手は上からミスを指摘されたように感じて不快になるんだな。

は~~気をつけようと溜め息をついて、布団に潜った。




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