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インド一人旅#8(一難去ってまた一難)

私は全てのお金を支払い終わった。

解放されたのだ。

前日にやっとゲットしたチケットの汽車の時間まで時間があった。

一緒に町からやってきたボラとその兄弟と映画に行くことになった。
私は無一文だったので、映画代は奢ってもらうことになった。

ボリウッド映画を観ることは、インドにきてやりたかった一つである。

イオンのようなショッピングモールの中に映画館はあった。

館内はとても綺麗で、シートもふかふかで環境はとても良かった。

映画はヒンディー語だった。字幕があったのでなんとか内容は理解できた。

映画の内容は、
息子が大学受験に失敗し、自殺未遂をしてしまう。
入院している息子を励ますために、父親が大学時代の話をする。
大学時代のエピソードと共に登場した友人がお見舞いに来る。
そして、息子は元気を取り戻す。

映画ではやはりダンスを踊るシーンがあった。
しかしこの映画ではあまり多くはなかった。

それよりも、笑が起こる場面が多かった。

観客のインド人はみんな笑っている。
私も続けて笑った。

映画が終わると、電車の時間が近づいているため駅に向かった。

ここで、お世話になったインド人ともお別れである。
お金はかなり多めに取られたが、インドについて多くのことを知ることが出来た。
感謝している。

駐車場まで車で送ってくれた。
そこからは駅員に聞いて電車を待てと言われて、別れた。

電光掲示板を見てもよく分からなかったため、駅員に電車のプラットフォームはどこか尋ねた。

駅員はこれは昨日発車の電車のチケットだねと言った。

。。。

やられた。

チケットを受け取った時に確認不足だった私も悪い。

しかし、ちゃんと日程を伝えたのに間違えているとは、、、

さすがインド、、、

私はすぐに車に戻った。

車は駐車場を出ようとしているところだった。

ヤバイ、このままでは日本に帰れない。

私は車の前方部に行って、体で車を止めた。


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