OSJ KOUMI100 ボランティアレポート
大会が行われる週末に、今年も台風が接近!?という状況下だった
「2020年 OSJ KOUMI100」
大会直前になって台風の進路が南にそれ、当初の予報よりはマシな天候になりそうな気配に。それでも前日金曜日はザーザーと雨が降りしきっていた。
■大会前日 10/9(金)
16時頃、選手受付が行われている大会本部に到着。ボランティアの説明会は18時〜だったので、何をして待てばいいのかな…と思いつつ「あのう…ボランティアで来たのですが…」と恐る恐る受付の方に尋ねる。すると「あ…私もボランティアなんです…」と顔を見合わせてしまう。「…じゃあ一緒に受付やりますか??」と言っていただき、18時までゼッケン渡しを担当した。
その後、18時ごろからスタッフMTG。引き続き、外は雨がザーザーと降っていた。大会は「金曜日、18時に開催可否を判断します」とアナウンスしていたからか、大会本部へ電話がちょくちょく掛かってきていた。その電話口でスタッフの方が「雨といっても、ただの雨なんで、やります!」とハッキリ宣言していたのを聞いて、OSJの本気さを感じずにはいられなかった。
MTG終了後、宿へ移動。OSJボラ完全初心者の私でしたが、スタッフ前夜祭的な部屋飲みにも混ぜていただき(笑)
ベテランボランティアさんや、大会備品等を納入されている会社の方、カメラマンさんたちから、ディープな夜を過ごさせてもらった。
■大会Day1 10/10(土)
5時にレーススタートのため、3時すぎに起床し、4時すぎに会場到着。この日も朝から雨。時折強く降っていた。
私のポジションは「大会本部と、その隣にある建物の間に立ち、選手を誘導」する担当。
5時にレーススタート。選手を見送る。トップの選手が1周して戻ってくるのが約4時間後のため、
5時〜8時半ごろまではやることが一切なかった(笑)トラブル対応の若干のお手伝いをした以外は時間があったので、
本部の建物の中を走ってみたり(笑)、踏み台昇降したり、ゴロゴロしたりしながら、トップ選手の到着を待った。
3時間半後、トップの選手がゴールゲートに戻ってきた。ここからは周回を終え、ゲートを通過した選手へ、導線の誘導をアナウンスし続けることになる。最初は地声でやっていたら「これ使ったほうがやりやすいから、使っていいよ〜」とマイクを手渡された(笑)
ので、マイクを使ってゲートでの誘導にあたった。そのマイクをOSJのスタッフの方が手にしたときは、MC的に、周回してきた選手を迎え、鼓舞するような言葉をかけていた。それを見て、私がマイクを持った時も、MC的なコメントも入れるようにした。
それを続けていくうちに、2周回目以降は選手も勝手が分かっているのでもはや誘導の声かけをする必要がなくなり、完全にMCもどきな役割になった(笑)
特にトップ選手が通過する時は、
・順位
・前後の選手とのタイム差
※inとoutのタイム、両方意識して
これらをアナウンスしながら、ツイッターでレース速報するための動画を撮り、間髪入れずにツイートするというルーティーンを勝手に作り出し、一人で緊張しながらも、楽しんでやらせてもらった(笑)
この一連が楽しすぎて時間があっという間に過ぎ、気がついたら夜パートに突入していた。
■大会Day2 10/11(日)
日中、結局ずっと雨が降っていたので、終始寒かった。
モンベル腹巻き、ネックウォーマー、レッグウォーマー、インナータイツ、防寒テムレスなど、
選手として出る予定だったUTMF用に準備していた防寒対策アイテムをフル稼働させて、乗り切った。
深夜帯は風が吹くと寒さが堪えた。
しかし次第に雨が弱まり、だいぶ気持ち的にもラクに感じられるようになった。
4周目からペーサーがジョインするため、ゲートも賑やかに。
ペーサーが3周目を終えて戻ってきた選手を出迎え、サポートしながら声をかけ、
鼓舞しながら、元気に2人でスタートしていく姿がたくさんあった。
2日目の9時に関門制限時間があった。4周目を走り終え、ゲートを通過するinタイムの制限時間が9時。
2時頃、3周目を終えた選手たちが、関門を見据えて、4周目に出発するのかもしくはここでストップするか、
ギリギリのところで自己判断と戦う選手が多かったため、MCアナウンスでも適宜、関門についての情報を差し込むようにした。
結局深夜帯はほぼ自分1人で、乗り切った(笑)
途中、ペーサーを務めた友人が、4周目途中でDNFしたということで、本部にあるリタイア受付に戻ってきていた。
ペーサーの瞳には光るものが見え、ペーサーとしての覚悟の強さのようなものが伝わってきた。
選手とペーサーっていいなあ、と思わずにはいられなかった。
組まれていた予定では2〜8時が私の休憩時間だったが、この時アドレナリン全開!?で、楽しくて仕方がなかったし、
トップ選手の速報もやらなくちゃという使命感にかられ「休憩いりません!!」と宣言して、そのまま朝に突入(笑)
その後、OSJの滝川さんが、愛あふれるMCをガンガン展開!!
私は滝川さんが確認する用の選手名簿の整理や、表彰式のお手伝いなどをさせてもらった。
制限時間36時間でレース終了。
ゲート、のぼり、細々とした会場備品などを撤収し、全作業終了。
19時すぎにようやく宿に戻った時には眠すぎて倒れるかと思ったw
やや這いつくばりながらお風呂に入り、夕食を食べたら、さすがに布団にゴロンとなってしまった
ゴロンとなってたら、他のスタッフの方から「寝るのもいいけど、隣の部屋(打ち上げ部屋)だからね!!」と声をかけられ、
そりゃあ行かないわけがないと、自らを奮い立たせ!?、後夜祭会場へと向って、この夜も存分に楽しませていただいた。
【OSJのボランティアに参加してみて】
トレイルランナーの間には、”OSJクオリティ”という言葉が存在することをみなさんご存知かと思いますが、
関わるスタッフの方々は、トレイルランニングやOSJの大会に対して、アツい愛を持つ方ばかりでした。
トレイルランナーも、なんだかんだありながらも、OSJの大会が好きなんですよね、きっとw
その裏側に触れてみたい方はぜひ一度、ボランティアとして携わってみていただきたい・・・!