見出し画像

【大人の女性の魅力の理解に欠ける日本】

日本にまだいる頃から、感じていた事。
それは、30歳近くなるとなんだか女性として
の価値が下がるような事を言う男性を
目の当たりにしてきました。

20代半ば過ぎると、大学の友人が一人、また一人と
結婚していきました。
その頃から、「結婚」と言う言葉を意識せざる得ないような
空気感があったのを覚えています。
20代後半になるのだから、結婚を考えないとね、みたいな。
周りがそうだから、そう言うものかと焦りのような感覚も
あったのだと思います。

その「結婚」の二文字を目標?に、頑張ったけれど
上手くいかなかった私は意を決してイタリアへ。
イタリアに来たからこそ分かった、日本独特の年齢の縛り。

男性からの女性の年齢に厳しい社会。
20代の女の子が持て囃される社会。

イタリアから日本へ友人が来た時に、よく言われた事。
一緒に電車に乗ると10代の女の子が水着になって
表紙になっている中刷りがよく見られます。
それをみて、こんな子供(=10代)の水着写真を車内に載せる
なんて!?、とイタリア人男性から言われる事が多々ありました。

イタリア人男性は、女性の魅力を年齢だけで判断しません。
その時その時の美しさがある事を知っています。
若い=魅力的だけではないのです。

自分より20歳年上のマダムがおしゃれで綺麗にしていたら、
素直に「È bella sig.ra(素敵なマダムだね)」と友達同士で
話したり、直接本人に言って褒めたたえたりするのは普通の事。
熟した女性の美しさを分かっているのです。

だからこそ、賞賛してもらえるイタリア女性は
いくつになっても美しくいられる、一つの理由だと思っています。

いきなり日本男性にイタリア人のようになれとは言えないし、
すぐに変わるものではないでしょう。

でも、私達女性自身からは変われる。
もうアラサーだから、アラフォーだから、ではなく、
これからもっと女性を楽しんで欲しい。
女として終わりでなく、これからが全盛期!と言う気持ちで、
自分の気持ちを殺さず生きてほしい。

例えば、こういう服を着たいけれど、誰かに後ろ指
刺されそうだからやめておこう・・・。
ダンスを習いたいけれど、この歳で?と思われるかも
しれない・・・。
そう思って欲しくないのです。
自分が着たいなと思った服を着て欲しい。
自分がやりたいな、と思ったらやって欲しい。

何かにトライしたり、チャレンジするのに、年齢は関係ありません。
新しいことをやってみようかな、と思える女性はいくつになっても美しい。
そう思うのです。

例えあなたに「痛い」だの「年齢に相応しくない」だの
言う方がいたとしても、ではその方はあなたの人生に責任をとってくれますか?
その人のために後悔したいですか?

世界から見ても日本女性は肌も髪も美しく、
心優しい気配りの出来る魅力溢れる存在。

私は何もないんです、そう言う方はただ
自分の魅力に気づいていないだけ。

イタリアに17年いるからこそ見える、
日本女性の素晴らしさがたくさんあるのです。

私には、その魅力を引き出し、自信(=自分を信じること)を
持って自分らしく生きる事が出来るよう、サポートして
いきたいという強い思いがあります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?