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#17 トレードオフ前提の考えはスタートアップに合わない?

#17 2024/7/28~8/3の振り返り

2つの願望が目の前にある時、どちらかしか選べないと思い込んでしまうことってあるよなあと思います。

その2つに因果関係があって、片方を選べばもう片方ができないということであれば、どちらかを選ぶしかないですよね。

例えば、「お菓子を毎日たくさん食べたい」と「1ヶ月以内に3キロ痩せたい」であれば、両方を同時に叶えるのはむずかしそうです。

では、ちょっと抽象的ですが、「幸せな人生を送る」と「スタートアップで働く」だとどうでしょうか?

(幸せとはなんぞや?スタートアップといってもどんなフェーズ?など突っ込みどころもありますが..。)

この2つに特に因果関係はないし、スタートアップで働きながら幸せな人生を送ることはできると思います。

もちろん「成功者の告白」に書かれているように、会社の成長が加速するとプライベートでが疎かになり問題が発生するといったことはあると思いますが、必ずしもトレードオフではないなと。

でも、片方を選んだらもう片方を捨てなくてはいけないという思考は、結構自分の中に染み付いていまして、厄介だなと思っています。

「こっちを選ぶなら、こちらを諦めなくては..」と悶々としている時に周りの人と話していると、「いやいや、本当に諦める必要あるんだっけ?」とハッと気付かされることも多いです。

過去にスタートアップ転職を検討したことがあるのですが、「ここに入社したら今感じてる幸せは全て手放さなくてはいけないんだ。その覚悟を持てるのか?」という謎の勘違い自問自答により、入社する選択を取れませんでした。

私は当時、会社で働きながら趣味の楽器をやっていて、とても充実した日々を送っていました。転職候補先は創業間も無く、社員の方が猛烈に働いているのを知っていたので、入社か幸せのどちらかを取らなくてはいけないと思ってしまったんですよね。

数年経って、あの時の考えはただの思い込みだったことに気づきました。実際にその時から働いていた人たちも、会社のフェーズが進むにつれて仕事のやり方も変わり、2~3年後には仕事とプライベートどちらもとても充実していて、幸せそうに見えました。

トレードオフの選択は、どちらかを諦めるという点で、もしかすると楽になる部分もあるのかもしれません。両方とも諦めないことは必ずしもすぐできるわけではないし、比重をどちらかに寄せながら時間をかけてバランスを取ることもあると思います。

スタートアップで日々働いていると、一見トレードオフのように見えるけれど、どちらも捨てられないということが多々起きるなと思います。そんな時に簡単に諦めるのではなくて、本当にどちらかしかできないんだっけ?どちらもやる方法ってないんだっけ?と考えることが、スタートアップの醍醐味なのではと、弱気になるたびにペしんと自分のお尻を叩いております。。

それでは、来週も頑張りましょう〜!

事業とプライベートの成功と失敗の法則、一度は読んでおきたい本。ストーリー仕立てなので読みやすいです。


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石丸 香織



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