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ボカコレ2024冬を振り返って

どうもみなさんお久しぶりです。かおりPです。
最近すっかりnoteの更新が途絶えちゃってましたが、、、まあ私にだっていろいろあるんです!!!(

また時間を見つけては書き進めていきますよー

さて、先日ボカロの祭典『ボカコレ2024冬』が開催されましたね。
ボカコレとはなんぞや?的な導入はさておき、私はまたも勝手に自薦を募って自分好みのランキングを作るという催しをとりおこないました。
去年の夏のボカコレでもやったんですよね。

最終結果と予選通過者です↓


総評

全体的にレベルが高かった

これは前回と比べて一番に感じました。私的な分析ではシンセVを使った曲が増えてきているのが一因としてあるのかなとは思いましたが、どうなんでしょう。
やっぱり上手いボーカルがガツンと前に出てくるに越したことないですからね。

メロディーがもう一声欲しかった

さっそくダメ出しかよ!と思う方も多いかと思いましたが、あえてここで正直に書きたいと思います。
少なくとも私の企画にエントリーしてくださった方の曲をいろいろ聴いてみて感じたんです。バッキングは非の打ちどころがないのに、メロディーが弱い。
サビでガツンとこない、とりあえず羅列を詰め込んでいる、キャッチー性に乏しい。弱起・跳躍・シンコペーションを感じない。
特にもったいないなーと思ったのが、やりすぎちゃってるメロディー。
がんばっていい曲にしよう!という思いは伝わってくるのですが、緩急・呼吸・ストーリー性を感じなく、結果どんな曲だったか思い出せない。トレンドだからしょうがないのかな?と思ったくらい。
音圧もミックスも力が入ってるのに結果が振るわなかった曲、大体これが原因です。

niconicoでは爆発力があれば伸びるんでしょうけど。
あーこれは伸びてそうだな……と思ってチラッと再生数を見たら、まあ察しの通り。
申し訳ありませんが、私のランキングではメロディーの配点比率が異常に高いです。良いメロディー=刺さると思っていただいてほぼ差し支えないです。

逆に言えば、まだ曲作りを始めて間もない方でも美メロなら予選突破できます。

媚びないで!

これは姿勢の問題でもあるし、サウンドにも表れる傾向なんですが、私は『媚び』を一瞬で見抜きます。
作曲者が何考えてるか一発でわかります。
今回は芸術性より私利私欲を優先する姿勢が如実に見られる曲は、残念ながら落選とさせていただきました。

メタい話ですが、立ち回り方ひとつ取ってもそうです。
確かに期間中の限られた時間内にたくさんの人に聴いてもらおうとしたら、そりゃ脇目も振らずハッシュタグで自薦を募ってる人に片っ端からURL貼り付けていくのが効率的でしょう。

しかしですね。
私は音楽がそんなインスタントなものになってしまうのが非常に悲しいのです。
みんなに自分を知ってもらおうと躍起になって、一喜一憂して。すでに自分を知っている人(ファン)を楽しませる方向に意識が向いていないような気がするのです。
自分が作った曲を鉄砲玉のように扱わないでほしい。戦争が終わった後「拾いたきゃ拾えば?」なんて、曲が泣いていますよ。
もっとこう……他人の人生を変えるようなコンテンツであってほしいんです。
たとえ非課金領域であってもね。

自分ではベストだと思ってるけど、別に伸びなくてもいいやーでやって、まあそりゃそうだろなーって結果で終わって。悔しいのを表に出さない人。
悔しいですよね。自分をリリースすればするほど認められないなんて。
そういう人私バッチリ見てるんで大丈夫です。
ここではいい曲作れば勝ちです。マスに媚びる必要はありません。

歌詞にコンセプトを感じる曲が魅力的に映った

これは私の気づきにあたる部分なのですが、歌詞にコンセプト(一貫性)があるっていいですね!!(なんのこっちゃ
歌詞がわかりやすかってかなり重要なんじゃないかと思うようになってきました。

共感を呼ぶとかそういうのも含むんですけど……ストーリーとか主張とか。
おまけに世界観に至るまで表現できちゃう。
歌詞っていいですね!!!(

最後に

いかがだったでしょうか?ちょっと駆け足になってしまいましたが、まあこんなところですね。

そもそもなんで私がボカコレに合わせてこんな企画を打っているのかというと、クリエイターを代謝させたくないんです。

本当に偏見で申し訳ないんですけど、niconicoの一般リスナーとボカロPさんたちの音楽IQがどうも離れてる気がしてならないんです。いろんな曲を聴いてきて、DAWの知識も身につけて、一人前に自己表現できる術を身につけている側がどうして「伸びないなー」などとへり下るんですか?
ストリートライブやってサラリーマンが何人立ち止まるかであなたの価値が決まるんでしょうか?
それで諦めていく人が増えて代謝してしまってるようでは、シーンがシーン自体の首を締めていっているようなものなのです。また次のルーキーが永遠に生成され続けていくだけ。時が経てば辞めていき忘れられ、その繰り返し。

私から言わせれば「そんな自分の魅力をわかってない連中に媚びるな!」ですよ。
とにかく自分を知ってもらおう!とする認知のための行動が根付いてしまっている人が多いように思います。
ずっとその方向性のままマスに媚び続けることがあなたの音楽人生なんですか?

……みたいなことを考えていて、ふと「いい曲を作れば報われる世界があればいいのにな」と閃いたんです。

今のやり方だと評価の基準が私の独断と偏見オンリーになってしまうのですが、少なくとも私がドライである限りは正当に評価される場なんじゃないかな、と。

今後審査員を増やしていったり……ということも考えたのですが、あんまり膨れ上がりすぎるとそれでまた忖度が起こる可能性が増すので、しばらくはこのままでいきます。なんかもうボカコレ絡めんなって話にもなりかねませんし。

あ、ちなみに私はボカコレ出てないです。
こういうイベントごとは受け皿に徹しようかと。

「このかおりPってやつ、生意気だな」と思ったあなたの自薦を待っています。

かおりP


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↑前回のボカコレの総評です。こちらも併せてどうぞ。

↑いいメロディーってなんぞや?!その答えがここにあります。

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