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ロックダウン寸前のイタリア、とホムパ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

トップの画像は外猫のグリジーナ、グレーの小さな女の子という意味です。

さてさて、ヤバくなってきました、イタリア・・・。 悪化の一途をたどってしまっています。  10月15日に感染者数1万人の大台に乗ったと思ったら、わずか10日で倍増しました。 昨日の新規感染者数、21,273人ですって! このスピードの速さはヤバイです。

昨日のお昼コンテ首相の会見があり、今後の政策についてお話がありました。 コンセプトとしては、健康を守り、仕事、学校の維持を優先する事。 その他のいわゆる「自由時間、余暇活動」は我慢するという事。

具体的にはレストラン、バール、ジェラテリア(ジェラート屋)まで、全ての飲食店の営業が午後6時までとなりました。 ディナーを外で・・・は全面的になくなります。 

そして23時から翌朝5時迄の「外出禁止」。

映画館、劇場、コンサートホール、スポーツジム、プールなども閉鎖となりました。 結婚式の披露宴なども全て禁止。 あらゆるイベントは禁止です。

他州や他都市への移動も極力避けることを推奨。 

私的住居において、仕事上の理由、必要性や緊急性のある状況を除き、同居人でない人々と会うことを避けるように推奨。

とにかく、人が集まる機会を最小限にすることを狙っています。

一応来月24日まで、コンテ首相は「クリスマスを穏やかに過ごせるかどうかは、これからの1ヶ月の行動にかかっている」と、協力を呼びかけました。

クリスマスと言えばカトリック教徒にとっては一年で1番大切なお祭り。 その日に家族が集まれないとなると、かなり辛いことです。 今年は既にイースターに集う事が出来なく辛い思いをしているので、もっと大切なクリスマスの為に自粛しなくてはね。

しかし、飲食店の打撃は大変な物だと思います。 既に破産しているお店が沢山ありますから、この後もっと出てくるのでしょう・・・・。 言葉が出ません。

これからはホムパも控えなくてはいけないですね、偶然いきなり決まった昨日のランチが最後になるのでしょう、少なくともこの1ヶ月は。

友人1人が来ただけなのですが、楽しい時間を過ごしました。 前菜はいつものようにチーズや生ハムなど、画像なし。 そしてアボカドとツナのサラダを作ったのですが、これも画像なし。 友人に好評でした。

プリモはお豆入りの野菜スープ、相方作です。

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ここにパスタを入れようと考えていた相方ですが、私と友人は「パスタ入らない」と。 彼のだけに入れれば良いのに、「なら僕も入れない」という流れになりました。 パスタを入れるとボリューム出て、かなりお腹が膨れます。 友人はパスタよりも肉が好きな人、メインのお肉をしっかりと食べたいと。

そのメインは先日他の友人にもお出しした「ポークのスネ肉」です。 

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今回もシンプルに塩とオリーブオイルとローリエで、低温でひたすら焼きました。途中で白ワインを加えて、全部で4時間くらい。 時々転がして、中までしっとり柔らかく仕上がりました。

付け合わせは2種類。 日本で「普段草」と呼ばれる青菜、これはレモンとオリーブオイルでさっぱりと。

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もう一つはキノコのグラタン。

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マッシュルームと舞茸のような物の2種類入っています。 ベシャメルソースとチーズを加えて焼いてあります。 

メインがシンプルなので、ゴッテリした付け合わせにしようと思ってこれ、だけどお口直しにさっぱりした物をと思って青菜。 こんな組み合わせでした。

あー、今週も人を呼ぼうと思っていたのですが、おそらく無理でしょう。 23時以降外出禁止だから、シチリア時間の夕食には難しい・・・。 ランチならば可能ではありますが、出来るだけ人との接触を避けるという点では自粛した方が良いのでしょうね。 3月のロックダウンよりも酷い状況ですもの。 この1ヶ月は自分のやるべきことをやって、接触を避けて、状況改善を望むのみです。 密にならなければ良いと言うことではないみたいですね、野外だからと言っても危険はあると言うことらしいです。 しっかりと守ります。


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