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定番のシチリア料理、カリフラワーのパスタ

シチリア島の州都、パレルモからの発信。

イタリア料理は北から南まで美味しい。 もちろん全部の州へ足を運んだことはないし、まだまだ知らない料理の方が多いのだけど、美味しい。   そしてその中でも、シチリア料理は確実に美味しい。

あちこちイタリアを旅行した友人、知人、私の母を含めて、シチリアへいらした方達は「今回のイタリアが今迄で一番美味しかった」と、おっしゃる方が多い。 イタリア好きの人というのは9割は食べることが好きな人。  日本でも海外でも美味しいものを探求している方が多い。 そういう方達に「今回が一番美味しかった」というお言葉を頂くと、私も嬉しくなる。

このカリフラワーのパスタも郷土料理のひとつ、緑色したカリフラワー、甘くないレーズン(日本にはないはず)、松の実、サフランを使用。 カリフラワーはかなり柔らかくなるまでしっかりと火を通す。

レストランよりもトラットリアで出会える、言って見れば庶民の味?   我が家でも冬場はよく食卓に上がるし、この写真は昨日のランチに友人のご主人が作ってくれた物。 これに乾煎りしたパン粉をかけて食するのがシチリア風。 

そうそう、乾煎りパン粉もシチリア料理には欠かせない食材のひとつ。  目の細かいパン粉をフライパンで乾煎りし、最後にオリーブオイルを加えてサクサクした状態にする。                      これを保存瓶に入れておき、このカリフラワーのパスタやこれ又定番のイワシのパスタにかけて食べる。 そう、イタリア人、魚介にはチーズをかけないから。                              魚介にチーズは合わないのだと、結構頑固(笑)、合うのにねぇ。

これは母も大絶賛の一品。                      まだ元気だった頃にシチリアへ遊びに来て、相方が作ってあげたらもの凄く気に入ってくれた。                         帰国して(生前の)父と兄夫婦に作ったら、これ又全員が気に入ったとか。シチリアのカリフラワーは巨大なので、一個買うと当分カリフラワー攻めになってしまうから困るのだけど、相方が好きだから買ってしまう。 そしてカリフラワー料理が続く・・・・、そして暫くは買う気にも食べる気にもならない・・・・を繰り返す冬の日々。

実はこの冬はまだ一度も買っていないので、昨日のランチが初のカリフラワーのパスタだった。 そして相方は今日、カリフラワーを買う気になってる・・・。


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