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マグロのシーズン到来!

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

地中海、その中でもシチリアのマグロは有名。 基本的に冷凍をしないので、シーズンが決まっています。 今頃から約2ヶ月間、それが過ぎるとほぼ食べる事が出来なくなってしまう。 だから毎年楽しみにしている私。

そんなマグロのシーズン、遂に到来!                 早速近所の魚屋でゲット。

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シチリアでは(イタリアの他の町も多分)部位によって値段が変わりません。 つまり赤身もトロも同じ値段。                 そして多くのシチリア人は赤身を好むので、大抵トロが手に入ります。  画像はライトの具合が悪くて、結構赤く見えますが、トロです。     我が家の定番はとてもシンプルに、グリル。

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オリーブオイルとレモンでも美味しいけれど、私はわさびとお醤油を取り出して・・・。

シーズン初物のマグロを堪能しました!                

シチリアのマグロ漁の歴史はとーっても古いのです。 紀元前一万年と言う遥か昔に、島のとある洞窟の壁画にマグロの絵が描かれているんですよ。 一番盛んだったのは9世紀のアラブ人統治下。 そのうちマグロ漁について、書きたいと思っています。 

シチリアのマグロ、残念な事が2つ。                 1つ目は処理の仕方。 きちんと血合いを取り除く事をしないで、尻尾の方から輪切りにしてしまうのです。 そうすると断ち切られた血合いから、身に血が回ってしまう・・・。 なので、赤身がどす黒い赤になってしまう。当然味も生臭くなるのです。 だから、私はトロしか食べない事にしています。

2つ目は、シチリア人はウェルダンを好むという事。 赤身を完全に火が通るまで焼いてしまうので、結構パサパサ・・・。 私的にはかなり今ひとつですが、彼らは美味しいと言って食べてる(笑)。 お国柄が出ますよね。なので、外食でマグロを食べようと思うと、まずはトロがあるかどうか聞いて、それから「表面だけさっと焼いて、レアにしてね」と、お願いするのを忘れてしまうと、大変がっかりな代物が出てきたりします。       だから家で食べるのが間違いなしですね。

今年は何回食べられるかしら?

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