テイクアウトのピッツァ
シチリアの州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。
規制緩和されて4日目。 初日と3日目の昨日、長い散歩へ出掛けましたが、それ以外はまだ友人と出歩いたり一緒に食事をしたりは出来ない為、それ程日々の生活には変化がありません。 もっといきなり車の通りが激しくなったりするのかと思っていましたが、そうでもないです。
18日からは色々なショップも再開できる予定なので、そうなるともっと外出する人も増えるのでしょうね。 今のところ洋服や化粧品などを買い足す必要もない私は、18日が過ぎてもそんなに変わらないかも。
それでも昨日は変化が!
月曜日から許可された「テイクアウト」です。 近所のお店でピッツァをテイクアウトしました!
車で2分程度の距離、十分歩ける距離ではありますが、車で相方が買ってきてくれました。
実はこの店のピッツァは初めてだったのですが、はこを開けてびっくりの大きさでした。 普通のお店よりもデカイ。
私は自分の定番、ツナと玉ねぎ。 アンチョビも入っていました。 モッツァレッラたっぷり、たっぷり過ぎる程。 ピッツァ用のお皿からもはみ出す大きさです。 ツナと玉ねぎという具は、日本にもあるのかなぁ?
彼のはこれ、多分と言うか、絶対に日本ではないと思う・・・。 ナポリやローマにもないと思う・・・。 モッツァレッラは使わずに、角切りのカチョカヴァッロと言う溶けにくいチーズ、トマトの輪切り、アンチョビ、オレガノ、そしてパン粉がかかっています。 珍しいでしょう?
シチリアは料理にパン粉を使うことが多いのですが、ピッツァにまで! そしてFaccia di Vecchia、「老人の顔」と言う面白い名前が付いています。パレルモ以外のシチリアでも大抵あります。 どうしてこのネーミングなのか、誰に聞いても答えが返ってこない(笑)。 未だにリサーチしています。
初めてのお店、どんなかなぁと食べてみると、結構美味しい。 見た目よりも生地が薄く、なかなか満足。 でも大き過ぎ・・・。 私は半分食べたところでギブアップ、相方も2/3でギブアップ。
残りは勿論冷蔵庫へ、そして今日のランチになるはずです。 ふふふ・・、だから今日のランチは料理をしなくて良いと言うことだわ。
ロックダウン中何度も家で焼きましたが、やっぱり薪釜の高温で焼いた物の味は格別です。 そして楽チンに美味しい物をたべることの出来る幸せを改めて感じました。
たかがテイクアウトのピッツァ、今までだったら別に感動もなく単なる手抜きの夕食だったのに、こうも嬉しいと感じるとは。 子供のように喜んで、有り難く頂きました。
非日常を経験した後はこんなことでも喜べる、便利すぎるとも言える現代の生活の中で忘れていた事を再認識した夜でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?