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ヨーロッパ人で、男性で、100歳ってすごくない?

シチリア島の州都、パレルモからの発信。 ボンジョルノ。

おめでたい話題です。 やー本当におめでたい。

相方の親戚、100歳のお誕生日パーティへお呼ばれしました。 随分長い事会う機会のなかった叔父さんなのですが、いつの間にか100歳を迎えたとは!!! 90歳に近い頃、随分元気で頭もしっかりしているなぁと思った記憶があるのですが、それ以来ですね。 だから10年以上振りの再会でした。

場所は相方の生まれ故郷の村、パレルモからは車で1時間くらい。 そこのアグリトゥーリズモで行われました。 勿論お膳立ては相方のはとこである息子です。

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まだ準備中。 総勢40名くらいかな? DJも入ったし、生演奏も入りました。 私たちが到着した時には座っていて、手には杖。 まぁそうでしょうね、100歳ですから。

みんなの手を借りてテーブルに着きましたが、ちゃんと乾杯しますよ。

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真ん中の女性が2度目の奥さん。 左は最初の奥さんとの間の息子。 そしてこの父と息子は超仲良し。 昔から息子は日に何度も父親に電話をかけるという、ちょっと私には理解できないベッタリ振りでした。

乾杯の後、まるで結婚式のように数人がスピーチをして、食事が始まります。 ここでは長くなるので割愛しますね。 ほぼ食事が終わった頃、孫の手を借りて立ち上がる〜。

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孫につかまりながらですが、杖なし。 そしてそこへ現れた女性・・・

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彼よりもずっと若い女性ですが、「あなた昔から踊るの好きだったわよねぇ」と。

そしてなんと!!!

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100歳男子、踊った〜!

流石に一曲全部は無理でしたが、もう皆んなびっくりであります。

まだ終わりませんよ、その後何と・・・

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歌った〜!

オー・ソーレ・ミオを熱唱しました!!!

食べるし飲むし、踊るし歌うし、恐るべしシチリア男子。 そしてね、頭がはっきりしているのですよ。 私相手にもジョークがどんどん出てくるのです。 

やー、参りました。 

11半頃、私達はケーキの後で先に失礼しましたが、あの後も眠くもならずに元気に1時ごろまで楽しくやったそうです。

何だか励みになりますね。 こう言う風に歳を取れる人がいるってことは、もしかしたら私も?? 寝たきりになって長生きをしたいとは思いませんし、子供もいないから面倒を見てくれる人もいないし、ホームに入ってどなたかにお願いするような財力もありません。 でも元気に歳を重ねていくって、素敵だな。

とってもハッピーになった夜でした。

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