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こんにちは。久しぶりの投稿となります。

今日のココロのおやつは「辛さのギフト」です。

ギフト=贈りものは嬉しいもの、喜ばしいもの、というイメージがあるかもしれません。
だから「辛さのギフト」なんて「何それ、いらない。」なんて思うかもしれませんが、辛さもあなたにとってありがたーい贈りものです。

「辛さ」を感じた時のココロのおやつのお話です。


2024パリオリンピックが始まりました!

オリンピックは世界中から選ばれたアスリートたちが集い、様々な思いと共に真剣勝負を繰り広げています。
私もオリンピックにすべてを賭けて競技に取り組む姿にとても感動し、時にたくさん元気をもらいます。
アスリートたちの勝利に歓喜する姿、また、負けてくやし涙する者の姿、その両方の気持ちに共感します。

負けて辛い、思い通りのパフォーマンスが出来なくて悔しい

今日のこの日に輝くために、何年も自分の人生のほとんどの時間を賭けて努力してきたアスリートたち。
肉体だけはなく、精神的にも強くなるために鍛えられ、また、試合にもアスリートそれぞれの様々な思いや願いがあるのだと思います。
本当に「全身全霊をかけて」という言葉はこういうことを言うのだな、と感じます。
ところが、この世界は残酷で、すべての人の思いや願いが叶う訳ではないのです。
頑張った人すべてが勝者の喜びのギフトをもらえるわけではなく、負けて辛い、ケガや精神的プレッシャーの中で思い通りのパフォーマンスが出来なくて悔しいといった辛さに苦しむ人がいます。

「辛さ」も贈りもの

そんな「辛さ」に苦しんでいる時、それをどのように捉えるのでしょうか。
辛い思いをすると、自分を責めてしまいます。
「何で、できなかったのか。才能がないんだ。精神的に負けたんだ。自分はダメな奴なんだー」と。
また、周りの人や環境のせいにしてしまったり。
「あいつが変なプレッシャーをかけてくるからだ。十分な環境で練習できなかったからだ。」と。
いいんです。
辛い思いをした最初は思いっきりそんな風に自分の中で思ってください。
(ただし、周りの人や物に迷惑をかけないようにしましょう。)
本当に最初のひと時だけ、思ったままの湧き出てくる気持ちを感じましょう。
そのあとは、
「この辛さは自分に何を教えてくれているのだろう。」
「この辛さは自分にとって何を意味しているのだろう。」
と、自分の心の中にある「辛さ」さんと対話してみます。
「辛さ」の感情という形のない、しゃべりもしないものと対話するってどういうこと?と思ったら。
自分の心の中にある「辛い」感情がどういう形や大きさでどんな色で、どんな感触なのかしっかりイメージしてみてください。
しっかりイメージできたら、「それ」が何を自分に語り掛けてくれるのか対話してみましょう。
きっと「辛さ」の感情には次に前に進むためのポジティブな意味や目的があることに気付くでしょう。
これを「肯定的意図」とも言います。
これが「辛さのギフト」です。

「受け取る力」が大切

困難なことが起きた時、「辛い」「悲しい」「怒り」などネガティブな感情が起きた時は、まず、深呼吸。
起きた感情をしっかりと受け止めましょう。
今の自分の状態をしっかり認識しましょう。
そこには「肯定的意図」があるので、そのギフト「受け取る力」を発揮させてあげましょう。
「受け取る力」は誰にでもあります。
そもそも生き物は安全に安心して生きるのが自然な姿なのですから。

ぜひ、「辛さのギフト」を受け取ってみてくださいね。

最後におまけ

おまけで、オリンピックの価値について、素晴らしいので引用掲載させていただきます。


オリンピズムは肉体と意志と精神のすべての資質を高め、 バランスよく結合させる生き方の哲学である。 オリンピズムはスポーツを文化、 教育と融合させ、 生き方の創造を探求するものである。
その生き方は努力する喜び、 良い模範であることの教育的価値、 社会的な責任、 さらに普遍的で根本的な倫理規範の尊重を基盤とする。
オリンピズムの目的は、 人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、 人 類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。
──オリンピック憲章 オリンピズムの根本原則 より

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。