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音楽を絵にする

昔よく音楽をする人たちがうちに集まってジャズセッションをしていた。

みんな意気揚々として各々の楽器を持ってやってくる。

アメリカでプロのドラマーとして活躍していたおじさんや目が見えないギタリストをはじめ、いろんな人が日曜日の午後に心地の良い音を求めて集結する。


そんなエネルギーが集まる状況が好きだった。

ジャズという特殊な分野の音楽に複雑さを軽快さを感じる。頭ではなく心で奏でる音楽。


楽器を奏でることは夢だけど、不器用すぎてなかなかうまくいかない私は絵を描くことにした。

ジャズという音楽を絵にしたらどうなるんだろう。


私のイメージでジャズは黒猫、そしてレコード。大勢の人たちがそれぞれの思いを馳せながら音楽を聴き、それぞれのエネルギーが放たれる。

決まりはなくて自由なのになぜかまとまっている感じ。



自由奔放で気品のある黒猫。楽器と大勢の人。



音楽を絵にするということは、音を自分の中で映像化して絵として表すという一連のプロセスがある。私はこの感性をふんだんに使って出来上がったこの絵が好きだ。


絵を描く時に気分を乗せるためにに曲を流すことはあるけれど、聴いた曲を絵にするということの面白さは想像を超えるものがあった。


感覚をフル活用してアートな世界観を広げていけたらきっと世界はカラフルになるね。


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