年々賑やかになる運動会
今日は運動会(正式にはスポーツフェスティバル)だった。
長男は3年生。
次男は年長。
三男が年少で
四男が5ヶ月。
私はこんな日が来ることを、具体的に想像していたのだろうか。
初めて石徹白小学校の運動会に参加した時、
そして、一番少ない四人の児童の運動会に参加した時、
次第に人数が増えて、今年は十人。
私は毎年、小学校の運動会で涙する。感動する。
その感動は年々大きくなっていく。
今年六年生のMちゃんのことは、彼女が2歳で初めて石徹白に来た時から知っている。
我が長男も、3年生となり、私達二人で石徹白に移住してきた時から考えると、長男がこんなにも大きくなって、立派に小学校の運動会に参加している光景は、感慨深く、少しばかり信じがたくもあった。
もう小学校が続かないかもしれない
だから、30年後も石徹白小学校を残そう
と言うスローガンが作られたのは、2010年ごろだったように思う。
それから11年が経ち、移住が増え、Uターンもあり、小学生は10名、保育園児は15名になった。
3年後、三男が入学する頃には、おそらく、小学生は十五人以上を数え、私が知っている最大の12人を超える。
そのあとにも、小さな子供たちは控えていて、まだしばらく、石徹白小学校はなくならない。
あの時のスローガンは、石徹白の地元の人たちと市役所が一緒に作ったものだったけど、具体的な将来の目的があることで、あとから来た移住者にとっても理解できる方向性のものでありそれに向かって力を合わせることができているんだと思う。
思い描き、具体的に言葉にすることでかなう未来がある。
それがとても大事だということが、実感としてじわじわと感じられる。
私の子供たちは、この土地で授かり、ここで育ち、大きくなっている。
彼らのために、私はここにいる。
彼らのために、私は絵本を作っている。
彼らのために、私はここで仕事を作ろうとしている。
彼らの人生は彼らのものなんだけれど、
彼らがここに住み続けることを
一つの選択肢にできるように、私はこの土地がこれからも幸せな形で続いていくことを願って、そのために私ができることを小さくても積み重ねていきたいって思う。
考えているだけではいけない。
動いていく。
走りながら考え続けている。
そうしたら、きっと望む未来をつかむことができるんだと思う。
悩み、立ち止まり、迷い、道を変えることもあるかもしれない。
でもそれでいいんだと思う。
大事なことは、考え、動き続けることなんだと思うんだ。
その後ろ姿を子供たちが見て、彼らが何を思うか、どう動くか。
それは彼らにゆだねたらいい。
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