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履歴書を書いて自己肯定感があがった話。

履歴書を書いた。
ずっとずるずるめんどくさがって放置されていたのだけれど、いざやっと手をつけてみると、意外とキャリアのいい振り返りになって、「まあ、悪くないじゃん、わたし!」と、ちょっと気持ちが上がった。

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履歴書に書くことは事実の羅列が多い。
自分の名前、住所、連絡先。学歴に職歴、資格。淡々と事実を書いていく。悩むようなことはあまりない。

ただ、その事実を書くあいだに、それぞれの節目の出来事や感情などを思い出す。だいたい、学校を選んだり、職を変えたり、資格をとったりということは、それ相応の負荷がかかる出来事なので、自分のなかで思い入れやエピソードがある。

ほどよく風化しているのもよかった。
新卒で入社してからもう10年以上経つ。

私はまあまあ転職回数を重ねている。人によっては、自分の転職回数を目の当たりにすると、それだけでうんざりする人もいるかもしれない。けれど、私はキャリアのほとんどを転職が比較的多いIT業界に身を置いていることもあり、転職回数が多いことをあまりマイナスに捉えていない。職歴の変遷を落ち着いて見れる。悩んで、迷って、決断した過程。

書く過程で、自分のキャリアが整理される。
かつての職場の部署名なんか覚えていない(部署名がコロコロ変わる職場も多々ある)ので、何をやっている部署なのかがわかるように整える。業務内容も、メインの業務やトータルした業務内容を、端的に書く。そうすると、自分が何をやってきたのかが、すっと自分自身にも腑に落ちていく。

書き出したキャリアの過程のなかには、不本意なものもあるかもしれない。妥協したことも、嫌な記憶も。でも、その都度、そのときの自分の精一杯で選択して、歩んできたこと、そしてその上に今があることを、否が応でも実感できる。その瞬間に、これまでと今の自分をねぎらってあげたい気持ちになるのだ。

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転職活動をしよう!と意気込んでいるときには、感情が乗りすぎていて苦しくなるかもしれない。けれど、今回の私の場合、気合い入れて転職活動するという理由で履歴書を書いているわけではなかったので、余計なプレッシャーなく書けた気がする。

あまり転職欲求の高くないときに、履歴書を書いてみることをおすすめする。

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