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自然と背筋が伸びた、シャネル展

こんにちは!
美術館巡りが趣味のかおりです。

今回はシャネル展に行った感想を書いていきたいと思います。

会期:2022年6月18日(土)〜9月25日(日)
場所:三菱一号館美術館(丸の内)

大人気のシャネル展

みなさん、シャネルにはどのようなイメージをお持ちですか?

  • 世界的なハイブランド

  • 有名な香水

  • 生き方や名言が取り上げられる女性

さまざまあると思いますが、
今回の展示会は、ガブリエル・シャネルと彼女の作った「シャネル」の一部を見れる展覧会でした。

個人的には、最初はあまり興味がなかったのですが(!)かの有名な香水 N°5サンプルの配布があると聞きつけて、せっかくならこれを機にこれまで縁のなかったシャネルに触れてみようかなと訪問したのでした。


行ったのは8月19日。
シャネルの誕生日であり、8月のN°5サンプルの配布開始日(!)です。

予約がとれなかったので、当日券を狙って開館の15分ほど前に行ったのですが、すでに列ができていました。すごい。

入館後、音声ガイドがあるのですが、こちらは無料でアプリで聴けるタイプ。

これめっちゃいいですね!!

でも、イヤホンを忘れてきていたので、あえなく聞けず。

そのまま会場の中に入ります。

シンプルかつエレガントなシャネルブランド

そこからは、シャネルの初期の作品から順に見ていきます。

もう、文句なしの無駄のないシンプルかつエレガントなデザイン!

公式サイトでは、

19世紀の装飾的で身体を締め付けるファッションに対し、シンプルで動きやすく、機能的でありながらエレガントな美しさ

と書かれていますが、
まさにそのとおり!

「ファッションは我慢」

なんて言葉が昔ありましたが、
そんな言葉を吹き飛ばすようなデザインで爽快です!

新時代を作ったシャネルの代名詞「リトル・ブラック・ドレス」もシックで素敵!

シンプルというと、かんたん、手軽、なんて言葉が浮かぶかもしれませんが、とんでもない!

こだわりの詰まった布地の素材や考え抜かれたシルエットにデザイン、そこから醸し出されるエレガンス、強い意思が感じられます。

昨今の美容関連の広告には、コンプレックスを刺激するタイプのものが溢れていますが、シャネルのファッションを前にすると、

これを最高の私で着たい!!

という、きわめて前向きに熱望させられます。

ファッションってそういうものであってほしい。

そんな理想を現実化したものがそこにありました。

ドレスやテーラードジャケットの他にも、香水にバッグや靴、ジュエリーの展示もありました。

全体を通して感じたのは、シャネルは働く女性のためのブランドであるということでした。

強く、活動的に、機能性も持ちつつ、それでいてエレガンスを忘れない。

そんな展示を見終わったあとにいただいた N°5サンプルは、私の気持ちを強くするお守りになりました。


鑑賞のワンポイントアドバイス

事前にいくつか準備しておくと展覧会をより楽しめますよ^^

1. スマホアプリのダウンロードとイヤホン

音声ガイドがスマホで無料で提供されているので、事前にダウンロードしておくことをおすすめします。

アップルの App Store や GoogleのPlayストアで「三菱一号館美術館」で検索するとでてくると思います。
公式サイトにもアプリダウンロードのQRコードや使い方が書いてあるので見てみてください。

会場に行くときには、イヤホンをお忘れなく。

2. おしゃれ

展示の途中で写真撮影してもらえるブースがあります。
ぜひ思い思いにおしゃれして出かけてみてくださいね♪


自然とすっと背筋が伸びる展覧会

観賞後。

丸の内の街でちょっと奮発したランチをとり、その足で大丸東京店のコスメコーナーへ向かったのでした。

強さとエレガントに心を持っていかれる、そんな展覧会でした。

気持ちが落ち込んでいるときにもおすすめの展覧会です!


番外編:ガブリエル・シャネルについて

1883年〜1971年という激動の時代。
まだ現代とは比べ物にならないほど男女の地位の差、経済格差などがあった時代に、これだけのファッションブランドを築き上げた女性、ガブリエル・シャネル。

まさに女傑。

良い面だけではないいろいろな逸話はWikipediaなんかをみると面白いかもしれません。気になる方は検索してみてください^^

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