見出し画像

【90秒エッセイ】美しい人とは。

あなたが思う美しい人は、どんな人ですか。

✳︎

歳を重ね、自分の理想とする像が変わってきたように思う。かつては、人の外見的な"美しさ"を羨んでばかりいた。ところが今は、自分で備える"美しさ"に興味を持っている。

“20歳の顔は自然からの贈り物、30歳の顔はあなたの人生。でも、50歳の顔はあなたの功績よ”
VOGUE :ココ・シャネル! 新境地を開いた女の人生を輝かす30の言葉。

1.姿勢の正しい人は美しい

常に背筋が伸びている人は、隙のない凛とした美しさがあり、所作まで美しく感じる。特に、食事の時も姿勢が美しい人は、気品すら感じる。

正しい姿勢でいると、正しい呼吸ができる。呼吸は大事。身体全体に新しい酸素をおくるには、正しい姿勢でなくてはならない。

正しい姿勢、正しい呼吸ができると、身体のたるみ、心のたるみがなくなる。"気持ちと身体の余裕"ができる。

人とコミュニケーションを取るとき、正しい姿勢で向き合うと、傾聴力があがり、怖くない。

正しい姿勢で食べ物をいただくと、しっかり噛みゆっくり食べることができる。食べ物が美味しい。

だからわたしは気づいたら、仙骨をたてる。

2.笑顔の皺ができる人は美しい

笑顔でつくられる皺は素敵だ。それは笑顔の刻印であり、幸せの証として、誇るべきである。

昔は、皺が素敵だなんて考えたこともなかった。わたしは頬が高いので、若い頃から目尻に皺ができていた。

母はわたしと会う度、その皺を気にして、クリームを塗りなさいと口を酸っぱくしていた。目尻の皺はわたしのコンプレックスのひとつだった。

結婚する前のことだったか。夫がこんなことを言った。

「笑ったときにできる目尻の皺、いいよね。」

それ以来、わたしは目尻にクリームを塗るのをやめた。笑顔の皺は恥ずべきものではない。これがわたしの顔。たくさん笑って生きてきた証。

さぁ、隠すことなく思いっきり笑おう。

3.悪口を言わない人は美しい

誰かを悪く言っているとき、わたしの顔は鬼のようだ。悪口が止まらない…そんな時は鏡を見る。そこには恐ろしく醜い顔をした自分がいて、自然に悪口は止む。

自分の言葉をいちばん側で聴いているのは自分。自分が発した言葉の刃で自分を汚すのか、それとも言葉の光で自分を癒すのか。

発する言葉は、その人をかたちづくる。

「現実的な線引きとして、悪口を言う場合は、面と向かって言えるレベルにとどめる。そうすることで、人としての最低限の品位は保つことができるし、人との信頼関係も築くことができるようになるはずです。」参照:池上彰 伝える力(PHPビジネス新書)

(1059文字)

この記事が参加している募集

習慣にしていること