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手羽元とピーラー大根鍋

Twitter(X)のフォロイーさん(火水ハヌルさん)に教えてもらった鶏手羽元とピーラー大根のお鍋。2021年冬以来、当番家の定番鍋料理になりました。レシピと作りかた覚書。

【用意するもの】

鶏手羽元・大根・画面にないけどピーラーが必要。あと鍋!

鶏の手羽元、食べたい本数だけ
大根丸々1本(大根が足りなければ他の野菜を足してもいい)
好きなら油揚げ、食べたい枚数だけ

鍋料理用の鍋(蓋付きの鍋であれば土鍋でなくてもいい)
ピーラー
包丁

【作りかた】

ピーラーで縦にピーッと削いだ大根(生)

まず大根の頭(葉っぱの付け根)を包丁でサクッと落とす

大根を「長いままで」片手に持ち、まずピーラーで縦方向に皮を剥く

(剥いた皮はそのまま鍋に使ってもいいし、よけておいて別の料理に使ってもいい。大根の皮はひとくち大に切って酢醤油と鷹の爪で漬けると歯ごたえがあっておいしいよ)

皮が剥けたら続けて大根の身の部分をピーラーで縦方向にどんどん削いでいく

大きなボウルを用意して、大根いっぽん全部きしめん状に削いで貯めていこう。時間がかかると思うので音楽聴くなり動画見るなりしながら座ってのんびりやるといい。ピーラーが複数個あり、誰か手伝ってくれる人がいて大根を切り分けるなら必ず「縦に長く切る」こと。この鍋料理はピーラーで削いだ大根の「長さ」が重要。

ピーラーできしめん状に(リボン状に)長く削いだ大根が山盛りできたら、加熱調理にかかる。

まず鍋底に鶏手羽元を並べる。皮の多い部分が鍋底に当たるように並べた方がいい。その上にピーラーでピーした大根を全部のせる。蓋が閉まらないくらい山盛りにのせていい。加熱したら大根の嵩が減って蓋はちゃんと閉まるから大丈夫

焦げつき防止にお水を100~200mlくらい入れる。加熱すれば大根から水分が出るから、最初の水は少なくて大丈夫

鍋の蓋をかぶせて弱火で加熱を開始。加熱を始めたら鍋の様子から目を離さないで

大根からじわじわ水分が出て嵩が減りはじめると、鍋蓋が下がってくる。蓋がピタッと閉まって鍋蓋の空気穴から蒸気が出るようになったら火を弱火から中火に変えて大根が透き通るまで煮る

油揚げを入れたい場合は食べやすい大きさに切り、大根が透き通ってきてから大根の上にのせて5分くらい温めればいい

鍋全体に大根の水分が上がってきて、グツグツしたらできあがり。鍋自体に味付けはせず、各自取り分けた後に好きな調味料で食べる

鶏大根鍋、味付け前の姿

鶏手羽元はホロホロと身離れがよく、大根はやわらかいのにお箸でつまんでもちぎれず、麺のようにつるつると食べられる。また鶏と大根のスープを吸い込んだ油揚げがおいしいんだ。

鶏大根鍋、当番はポン酢醤油と柚子胡椒で食べる

当番はポン酢醤油と柚子胡椒で味付けして食べるけれど、味付けは何でもいいです。しゃぶしゃぶ用のゴマだれでもいいし、塩と胡椒あるいは塩と七味唐辛子でもいい。ただのお醤油でもいいし、そこにマイユ種入りマスタードを添えるのもオツなものです。

鶏手羽元の骨と大根の水分でできたダシがおいしいけれど、飲み尽くさないよう気をつけて! 翌朝、このダシと残った具材でカレーうどんを作るとおいしいって当番の別のフォロイーさんが言ってたよ。

この鶏手羽元とピーラー大根のお鍋ですが。当番の家族で鍋料理をすると肉ばかり食べて野菜を食べない方の年寄りが「やわらかくて食べやすいから」とピーラー大根を山ほど食べ、逆に鍋料理をすると野菜ばかり食べて肉を食べずタンパク質不足になる方の年寄りが「ホロホロで食べやすいから」と手羽元を3本食べます。大人気。

骨からよいダシが出るのでお肉は鶏手羽元がおすすめですが、鶏手羽元がない場合は鶏モモ肉でもいいです。ひとくち大に切って皮が下になるように鍋底に並べてください。切るのがめんどくさければあらかじめ切ってある鶏モモ肉を買う(だいたい「唐揚げ用」と書いてある)のがおすすめです。

実は当番、長いこと骨付きの鶏肉をきれいに食べきることができなかったので手羽先や手羽元を料理に取り入れてこなかったのですが。ハヌルさんからこの鶏手羽元とピーラー大根のお鍋を教えてもらってから手羽元をよく使うようになりました。よく煮込むとお肉も筋も軟骨もホロッと全部取れて、後は骨しか残らない。食べたあとが綺麗で当番の乙女座月もニッコリ。しかもいいダシが出てスープがおいしい。ニッコリ。骨付肉は偉大なり。これを覚えてから当番家ではポトフのお肉も手羽元です。

【当番の手羽元ポトフ】

鶏手羽元食べたい分だけ(翌日のカレー分込みで量を見積もること)

セロリ・玉ねぎ好きなだけ(このふたつは必須)

ポトフに入れたい野菜好きなだけ(ジャガイモ・にんじん・カブ・大根・キャベツ等お好みで)

ポトフに入れたい加工肉好きなだけ(ブロックベーコンもしくはソーセージ)

白いはんぺん(当番を信じろ、ポトフの仕上げにはんぺんは美味い)

塩と粒コショウ、コンソメキューブ

マイユ種入りマスタード

皮を剥いて適当に切った根菜類を鶏手羽元と共に鍋に入れる。ブロックベーコンを入れるならここで一緒に入れる。ソーセージは後入れする。粒コショウを何粒か鍋に足す。あれば&好きならベイリーフだのその他ハーブだのを入れてもいい。好きならニンニクひとかけとかショウガひとかけとか入れてもいい。なければなくていい、セロリを入れておけばどうにかなる。セロリはマスト。

鍋に水を足して中火で加熱を始める。アクが出たら取る。根菜類が煮えたらキャベツも入れる。キャベツがやわらかくなったら汁の味見をして、コンソメキューブと塩で好きな感じに調味する。翌日以降、カレーやトマトスープに転用するのでスープの味は薄めがいい。

最後にソーセージとはんぺんを入れ、ソーセージが温まりはんぺんがフワッと倍くらいに膨らむまで数分煮たら完成。はんぺんがしぼむ前に手早く取り分け、はんぺんにマイユ種入りマスタードをつけて最初に食べる。美味い。他の具材も勿論美味い。マイユ種入りマスタードを信じよ、これがあればポトフは三倍美味い。

当番に騙されたと思って試してほしい

マイユ種入りマスタードまとめも、よろしく頼むよ


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