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火星が一周する間に金星は三周する

2014年5月14日のツイートまとめ

動きの速い金星(若者)が大勢集まって「かわいー♪」って言ってる流行りものでさえ、(相対的に)動きの遅い火星(中年)の大半には「ついていけねーよー…」なのだから、金星の中でも人数の少ない「一周回ってこれもいいかも、かわいー♪」っていうのなんか尚更ついていけねーよー、だよね……

火星が一周回ってる間に金星は三周するからな。おとん・おかんが「一周回ってこれもかわいく思えてきた」「知らんのか、これ今流行ってるんだぞ」と言い出す頃には金星は三周回って明後日の方向に行ってしまっている。

前にも言ったけど火星が12サインをやっと一周する間に、金星は同じコースを三周しちゃう。金星は女子の流行、火星は男子の流行と捉えてもいい。金星の「一周回ってこれはカワイイ!」に、火星はいつでも「ついていけねぇ」。火星が「一周回ってこれもいい」という頃には金星はそれをダサいって言う。

【2023年追記と解説】
これは火星と金星の公転周期の違いの話。

金星は約225日で12サインを一周する
一方、火星は約687日で12サインを一周する

つまりは金星は火星の約3倍の速度で牡羊座から魚座までのサイクルをグルグルグルグル周回している。「12サインをぐるっと一周」ではなく「サインAから隣のサインBへのひと区画移動」に換算すると、火星が57日ちょいで30度動くのに対して金星は同じ30度を18日あまりで移動。火星がひとつサインを移動する間に金星はみっつ先のサインまで進む。火星が687日かけて12サインを一周する間に金星は火星を追い抜きながら火星と三回合を形成する。

この金星と火星の速度の違いに「金星が象徴する人物像」と「火星が象徴する人物像」を重ねて書いたのが「火星が一周する間に金星は三周する」。

金星の人物像はまず「若い女性」、歳の頃で言えば「16歳辺りから24歳」。カワイイもの楽しいこと、そしてオシャレなものが好きで新しがりの「若者の星」が金星。

火星の人物像はまず「働き盛りの男性」、歳の頃で言えば「36歳辺りから45歳」。「自分はまだまだ『中年』ではないぞ、中年というのは46歳とか55歳とかを言うんだぞ。自分はアラフォーだから『若者』ではないかもしれないけれど、『中堅』であってオッサンやオバハンではないぞ」と火星っぽい年頃の諸兄姉は思いがちですが、「16歳~24歳」である金星年代のリアル若者からしたらアラフォーは立派に中年です。16歳と36歳、24歳と45歳では20歳違うんだから。

さて火星に象徴される年齢域に達すると人生経験が蓄積されてきて、「3年前」なんか昨日のことのように感じるくらい時間感覚が圧縮されるものです。しかし金星年齢域の「3年前」は大昔です。36歳の3年前は33歳で「3年前もこの仕事をしていたなあ」と感じるかもしれないけれど、16歳の高校生にとって3年前は13歳で「あの頃まだ中学生だったなあ、スッゲェ懐かしいなあ」です。

金星は火星の三倍速い。若者が「カワイイ」「ウケる」と感じるものの流行り廃りにアラフォーが「ついていけない」と感じるのは当たり前だし、アラフォーが流行りに乗る頃、若者は同じ流行の二周三周目だったりするのもよくあること、というお話。

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