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星見当番の太陽回帰2023

星見当番です。きのう太陽が回帰しました。つまりは誕生日でした。というわけで2023年の当番太陽回帰図(ソーラーリターン図)はこちら、デデドン!

記事に載せるためにせっせと手描きした当番

当番が生まれたときに太陽があった度数(♐14)にトランジット太陽が戻ってきた瞬間のホロスコープ。これが2023年12月5日から始まる1年間の当番を象徴するチャートとなるわけですねえ。どんな1年になるのかサクサクッと大まかに読んでいきましょう。noteに残しておけば来年の検証にも便利ですからね!

ソーラーリターン図の読みかたは「鏡先生の黄色い本」こと、原書房『鏡リュウジの占星術の教科書 Ⅲ』に載ってます。258ページからです。

順にやっていきます。いま、作図した太陽回帰図に直接書き込んで撮影しながら記事編集中。

太陽回帰図2023のASCは蟹座

太陽回帰図でまずチェックするのはアセンダントのサイン。アセンダントはホロスコープの「顔」だものね。東の地平線と黄道がぶつかる場所、ここが「見える」と「見えない」の境界。太陽回帰図のアセンダントはそこからの1年間全体のスタイルを象徴します。これから1年の当番は「蟹座みたいなスタイルで過ごす」わけです。じゃあ、「蟹座みたいな」ってどんなスタイル?

蟹座は活動サインで水のサイン。「活動サイン」は物事を「はじめ・まんなか・おわり」の三段階に分けたうちの「はじめ」、チーム内の役割としてはリーダーや先鋒。「水」は「冷たくて湿っている」、冷たい元素は「くだる・落ちつく・前例を踏襲」で、「湿った元素」は「連携プレイ」。「水」は「気持ちを重視」する。

これからの1年、当番は「蟹座のように」過去に積み上げてきたものを参照しながら、他の人たちと連携して行動していくスタイルを取る。チーム内ポジションとしてはリーダーや先鋒の役目。自他の感情面を重んじ、細やかに事に当たる。大胆さや目新しさはない年かも。むしろ「あの何々がリバイバル!」「何々リターンズ」「当番さんのいつものアレ」のように「なつかしさ・馴染み深さ・親しみやすさ」をフィーチャーしていく年になるのかもしれない。

チャートルーラーは3ハウス・乙女座

次に見るのはアセンダント蟹座の支配星がどこへ行っているのか。ASC蟹座の支配星は月、「繰り返し」の星、「日常性」「日々刻刻と移ろいゆく気分やムード」を象徴する星。今年の太陽回帰図では月は3ハウス・乙女座にいる。

3ハウスはコミュニケーションと初等教育、近場の移動の現場。乙女座は地の柔軟サイン。地は冷たくて乾いた元素、冷たい元素は前例を参照し、乾いた元素は単独行動。地は利益重視で現実的、未来の可能性よりは過去の実績で判断する。柔軟サインは「はじめ・まんなか・おわり」の「おわり」、遊軍的な動きかたが得意。

この1年はアセンダント蟹座の「馴染み深さや親しみやすさを前面に押し出し、情緒的にリードしていくスタイル」を実現するために「コミュニケーションの3ハウス」という現場で受発信を繰り返しながらちょこちょこと細かく柔軟に人の役に立つ行動を取りそう。当番はもともと出生の月も乙女座なので、コツコツちょこちょこの乙女座スタイルには慣れている。「いつもやっているアレを、いつも以上にやる1年」になるのではないかな。メールやDMでのやりとりが活発になりそう。

2023年ソラリタ図の太陽は5ハウスへ

「太陽回帰図」なので太陽の位置も重要。回帰しているわけだからサインと度数は出生の太陽と同じ射手座数え14度。太陽回帰図でのハウスは5ハウス。「楽しみごと全般」の現場である5ハウスがこの1年、当番の太陽が輝く場所となる。エンタメ年だ! 何か楽しいイベントをやりたいですねえ。「 #占いクラスタおとなの自由研究会 」のリバイバルとかやりたい!

この射手座数え14度の太陽は乙女座数え16度の月とオーブ2のスクエア(90度)。スクエアは「あちらを立てればこちらが立たず」の関係なので、射手座の太陽が楽しくはっちゃけすぎると乙女座の月が消耗しすぎて参ってしまう危険性がある。メリハリつけて、楽しむときは楽しむ、体を休めるときは休むことが必要。

気になるDES上の冥王星

アングル(ASC・DES・MC・IC)至近にある天体は要チェック。DESが山羊座数え27度、その2度先に山羊座29度の冥王星がいるのが気になるところ。この水瓶座イングレス直前の山羊座冥王星が当番のパートナーシップにどう絡んでくるのか、要経過観察。なお、この山羊座数え29度冥王星、当番ネイタルのトゥルーリリスに誤差無しの合。

回帰図の西半分に天体が多い

ホロスコープ全体をサッと見てどこかのハウスに3つ以上の天体が集まって強調されていないかを確認。今回は強調されているハウスはなし。東西南北どの半球(半円)に天体が多いかも確認。10天体のうち西半分(4ハウスから9ハウスまで)に7天体が集まっている。これからの1年は「自分のため<誰かのため」に活動する年の模様。北(1から6ハウス)と南(7から12ハウス)は天体の数だけ見るなら同数。でも太陽と月は共に北側の半球なので、力を入れるのは「舞台裏(北)>表舞台(南)」。この東西南北の半球を比べる方法は #アストロレストラン と同じ考えかた。

#アストロレストラン の話が出たところでアストロレストランの方式で太陽回帰図を見ていく様子もお見せしよう。アストロレストランの解説記事はこちら!

アストロレストランというのは「アングル(ASCとDES、MCとIC)軸だけを残して他を省略したホロスコープをレストランに見立てて天体の偏りを読む方法」。ホロスコープはお店、天体はみんな従業員。南の半円は「ホール(お客さんから見える)」、北の半円は「キッチン(お客さんからは見えない)」。東の半円は「自分(たち)のために働きたい」、西の半円は「お客さんのために働きたい」。

下図は当番が生まれたときのアストロレストラン配置図。レストラン・星見当番の開業日、オープニングスタッフたちがどこにいたかを示しているとお考えくださるといい。

アストロレストラン星見当番・開店日の配置

この開業日(ネイタル)アストロレストランをベースに2023年太陽回帰時点のスタッフ(天体)を配置してみよう。この1年だけ一緒に働いてくれるバイトチームが来た! という感じ。開業日(ネイタル)のスタッフ(天体)と区別をつけるために天体の色を変えて、こうだ!

アストロレストランにバイトが入ったよ!

はい、店舗のハード(アングル/ハウスの配置)はあくまで開業日(出生時)のまま、太陽回帰図側の天体たちはサインを見て開業時のアストロレストランに配置していきまーす。黒で描いたのがオープニングスタッフ(出生図の天体)、水色で描いたのがバイトチーム(太陽回帰図の天体)。

これは何をやっているのかというと、至ってマジメな「出生図と太陽回帰図を重ねて二重円で読む」という方法を「表示させる要素を減らして単純化する」です。要素が少ない分、フルボリュームのホロスコープふたつを二重円化して見比べるより目が迷わない。アストロレストラン、ただ遊んでいるわけではありませんのよ。

バイトチーム(太陽回帰図の天体たち)が入ったおかげで西の半円(お客さんのために働きたい)がだいぶ強化される当番のアストロレストラン。ご注文をお伺いしまーす!

太陽回帰アストロレストランでアスペクトも確認

バイトチーム(太陽回帰図の天体)入りアストロレストランは単純化した二重円なので、ここで開業時スタッフ(出生の天体)とバイトチームのアスペクトもチェック。特に誤差の少ない正確なアスペクトをしている天体に注目。

まず目立つのがバイトチーム(回帰図)の土星(♓2)がオープニングスタッフ(出生図)の月(♍2)に正確なオポジション(180度)。この土星、2023年夏から秋にかけて魚座0度から2度辺りをウロウロしていてずーっと当番出生の月を対岸から刺激しています。2023年9月下旬に新型コロナウイルス陽性になって寝込んだのもコレの影響じゃないのかなと。これからの1年も体(月)には気をつけないとね……アスペクトはできていないけれど二重円にするとトランジットの冥王星(♑29)が当番ネイタルの6ハウスに来てるからね……健康第一! 体が資本! 休暇は労働者の権利……!

他に二重円でタイトなアスペクトがふたつ。ネイタルの3ハウスで働く♏1天王星に太陽回帰図の♏1金星が誤差なしの合(0度)。ネイタル4ハウスで働く♐6水星に太陽回帰図の♐7火星がオーブ1の合。当番の語彙力と頭の回転を支える3ハウス天王星と4ハウス水星にチーム魅力(火星は度胸、金星は愛嬌)が1年間だけブーストをかけてくれる。男女共に人気が出るような楽しいアストロ新ネタ、出てこい出てこい……! 最近ネタ切れ気味なので、お願いしますよ……! という気持ちの当番である。

ホロスコープ単純化メソッドとしての #アストロレストラン を出してきたら、もうひとつの単純化メソッドである #小銭ホロスコープ またの名を #ゼニスコープ も出して来ずばなるまい! 小銭ホロスコープまたの名をゼニスコープの解説ページはこちら!

はい書きました! 小銭ホロスコープまたの名をゼニスコープとは、天体をそれぞれ額面の違う小銭に見立てて四元素三区分別に集計するもの。どの元素(重視する価値観)や区分(得意な動きかた)にいっぱい小銭(エネルギー)が集中しているかなーというのをざっくり見る方法。額面はそれぞれ

太陽500円
月100円
水星・金星・火星各50円
木星・土星各10円
天王星・海王星・冥王星5円
小惑星はいくつ足してもひとつ1円

まずはアストロレストラン同様に当番が生まれたときの小銭配分から見ていただこう。ちゃりんちゃりーん。

当番のデフォルトお財布

圧倒的に火の富豪にして柔軟富豪。風の行、めちゃくちゃ貧乏。5円しかない。足りない箇所は外からのお財布に頼るが吉で、当番はむかしから新しいテクノロジーとかは外注で何とかしております。自分でなんとかするときはだいたいアナログ。デジタルネアンデルタール人です! いつもお世話になっております!!

この当番デフォルトお財布を1年間だけ強化してくれる臨時収入として、太陽回帰図の天体たちを追加。アストロレストランと同様、わかりやすいように追加要素は水色で書きました。これからの1年間、当番のアストロお財布はこんな感じ!

当番のゼニスコープ、太陽回帰図も追加

太陽が出生の位置へ回帰しているので射手座にドンと追加小銭が入って火の富豪・柔軟富豪が更に強化されるのは当たり前として。相変わらず風の行が貧乏ー! 今年の太陽回帰図、風サインにひとつも天体入ってないんですよ。これから先の1年もデジタル関係は外部に頼るかたちですね……来年冥王星が水瓶座入りしても増えるの5円だけだし。アイデアと創造性(火)及び遊軍的な柔軟性(柔軟)にはいっぱい小銭を持っているので、お声掛け次第では貸付いたします。

小銭ホロスコープの小銭、どうやって借りるの? という話も2件貼っておこう。お互い正々堂々と健全なお取引をしたいものだね!

今年は地の行もちょっと強化

ふたたび太陽回帰要素入りの当番ゼニスコープ。今年の太陽回帰は月が乙女座にいるほか、牡牛座山羊座にもちょこちょこ小銭が入ったので今年限定で地の行が全部埋まった、ビンゴ(水の行はネイタルの時点でビンゴなのでここでは除外)! 地のサインは実績と利益がだいじ。体とお金をだいじに、稼いで貯めていきましょう。目指せ去年より元気で豊かな1年間。

こんな感じかな。2024年の12月が来たら、この記事にリンクを貼ってソラリタ読み検証記事を書こう。1年先までnoteを続けていること前提で言う。そして来年の太陽回帰も同じ方式で読む記事を公開しよう。できたらいいね。

#アストロレストラン#小銭ホロスコープ またの名を #ゼニスコープ を使った太陽回帰図読みは個人の学習の範疇であればご自由に真似してくださってOKです(有償コンテンツや有償サービスへの転用等、商用利用の場合はお金を取ります)。アストロレストランや小銭ホロスコープで読んでみた内容を公開するときはハッシュタグを使ってくれると検索ができて当番大喜び。

当番、新しい1年です。参ります、いざ!

#アストロ短歌 で太陽回帰図2023を詠んだ記録

太陽回帰図ざっくり読みを記入式シートにしました。


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