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星見当番のアストロ小ネタ、使いたいなあと思ったら

星見当番です。今回は真面目な話です。あなたがネットサーフィンをしていてたまたま見つけた星見当番のアストロ小ネタ、面白いから自サービスや自コンテンツに「使いたい」なあと思ったときにはどういう手続きで依頼すればいいのか、というお話。

星見当番のアストロ小ネタ、時折「自分のサービスやコンテンツに使ってもいいですか」というお問い合わせをいただきます。よくお問い合わせをいただくコンテンツは 

#アストロ短歌  
#小銭ホロスコープ またの名を #ゼニスコープ
#アストロレストラン  
#12サイン清く正しく美しく
#四歳児語彙対応アストロダイスかんたんシート

この辺りがメインです。本当に色々な窓口を通じて色々な方からメッセージが来ます。Twitter(X)のDMに来ます、メールに来ます。アストロ同人誌の通販に使っているサイトのお客様用連絡ボックスにも来るし、このnoteのコメント欄にも来ます。お声掛けくださるのは雑誌の編集部、ウェブメディア(これは正式なお仕事としての媒体掲載依頼です)、「当番さん一緒に講座やりましょう」と誘ってくださるプロ占い師の皆さんから趣味で占いのコンテンツを作っている方まで幅広くいらっしゃいます。

正式な「お仕事」としてお誘いくださるのは当番としても大変ありがたく存じます。お金が発生し責任が伴う「お仕事」として依頼してくださる方との間で困ったことになったりイヤな思いをしたりした経験は、幸いなことに当番にはいちどもありません。

困ったことになったり、イヤな思いをしたり、ということが発生するのはおおむね「(無償で)使いたい」というお問い合わせの範囲で発生しております。全員ではありません。一部のお申し出が、です。「お問い合わせが『ない』(つまり当番に黙って使う)よりはある方がグッと良い」のではありますが、「事前に問い合わせをくれるにしても『この内容』では当番も困る」というようなものが一定の割合で混ざってくるのです。

何件か対応しているうちに、どうやら当番に見えてきたパターンがございます。悪気があって「受け取った当番が困惑する内容の問い合わせ」をしているわけではなく、「使わせてもらいたいコンテンツを『使っていいですか』と作成者へ問い合わせるときにはどう話す必要があるか」を知らない可能性です。

この際ですので、「星見当番が作成したアストロ小ネタを自分のコンテンツやサービスに『使いたい』」と思った方へ向けて、「星見当番が『こうしてもらえると助かる』と思うこと」をこの記事に明記しておきます

まず、基本的なことを申し上げます。星見当番が作成したアストロ小ネタは、星見当番のものです。どんなにくだらない、どんなにちいさなアストロ小ネタでも、星見当番が作ったなら星見当番のコンテンツです。

星見当番のコンテンツを面白いなあと思い、これを自分のサービスや自分のコンテンツに使いたいなあと思ったあなたが星見当番本人ではないのなら、星見当番から使用許可をもらう必要があります。これは、あなたがどんな立場の誰であっても必要です。

「どんな立場の誰であっても」をもう少し具体的に言います。あなたが「趣味で西洋占星術を楽しんでいるアマチュア(アマチュアとは『愛好家』という意味です)」「プロを目指している西洋占星術学習者」「既に占いのサービスやコンテンツでお金を稼いでいる人」「出版社やウェブメディアの『中の人』」のどれであっても、です。

星見当番から使用許可をもらうにはどうしたらいいのか? 星見当番に連絡を取ってください。星見当番とお話をしましょう。お話を伺った上で、条件が合えば当番から使用許可をお出しします。条件が合わない場合は、使用許可はお出しできません。

連絡手段はTwitter(X)アカウントを持っているならばDM、noteのアカウントがあればnote記事のコメント欄等へお願いします。当番のアストロ同人誌(『アストロダイスワークブック』や『アストロお嬢様部活動日誌』等)をお買い上げいただいた方であれば、巻末に記載の当番メールアドレスへメールをください。

【お問い合わせメッセージへ書いておいてほしいこと】「あなたは『誰』なのか(名前)」
「占い師か、編集者か、学習者か、趣味の愛好家か」
「あなたの活動はどこを見れば知ることができるのか」
「どのアストロ小ネタを使って何をしたいのか」
「星見当番のアストロ小ネタを使うあなたのコンテンツあるいはサービスは何を目的にしたものなのか」
「あなたのコンテンツやサービスは有償か無償か」
「あなたは当番へどのように謝礼を渡すのか」
「あなたの連絡先(メールアドレス等)」

紙媒体・ウェブ媒体を問わず「プロの編集者」、そして当番が一緒にお仕事をしたことのある「プロの販売業」「プロの占い師」の方々でこの内容に抜け漏れがあった人はひとりもいません。プロは必ずこれを網羅してきます。

【パーフェクトお問い合わせ文サンプル】
星見当番様

ウェブメディア占い〇〇編集部の何田某(Twitterアカウント@web_nanigashi)です。このたび、SNSで星見当番様の□□を拝見しました。

弊社ウェブサイト〇〇(URL)で□□を紹介したく、ご相談のメールをさしあげました。謝礼〇〇円でお受けいただけますでしょうか。

ご検討の上、〇〇編集部 何田までご返信いただければ幸いです。
(連絡先メールアドレス)

内容は複数の実例を混ぜ合わせて作成したサンプルです

誰だかわかる。立場もはっきりしている。どういう活動をしているのかを実際に見ることができるサイトURLやSNSアカウントを添えてある。有償で使いたいのか無償で提供してほしいのか明記してある。お金の話はしっかり金額提示。お仕事メールとしてパーフェクト。その一方で、何もかもが曖昧なメッセージも当番のところへ多々舞い込んできます。「悪気はなくても、これでは困るんですよ」というサンプルは以下のようなものです。

【当番大困惑のお問い合わせ文サンプルA】
私は西洋占星術を勉強中で、最近は鑑定もするようになりました。当番さんの□□をメッセージカードに書いて、鑑定のお客様へおまけとして渡してもいいですか?

(これで全文。連絡先なし、活動内容を参照できるURLも何もなし。もちろんお金の話もなし)

【当番大困惑のお問い合わせ文サンプル2】
当番さんの□□、面白くてわかりやすいです。私はいずれ講座をしたいと思っているのですが、そのとき当番さんの□□を使ってもいいですか?

(同じくこれで全文。名前なし連絡先なし活動内容がわかるようなリンク一切なし。有償か無償かの話まるきりなし)

内容はあくまでサンプルですが似た感じのものがよく来ます

おわかりいただけただろうか……。誰だかわからない。Twitter(X)をフォローしてくれているのかもしれないがお話をしたことがない。どこでどんな活動をしているか、そもそも実際活動しているのか、確認できるサイトなりSNSアカウントなりへのリンクが何もない。返信先メールアドレスもない。当番作の何かを「使って」やりたいサービスやコンテンツであなたはお金を儲けるつもりなのか無料公開なのか、あなたは当番作何かの使用料を払う気があるのか無償で使わせてくれと言いたいのか、なんもわからん。一切わからん。

こういう「お問い合わせ」がですね、当番がアストロ同人誌を売ってる通販サイトBOOTHのお客様メッセージボックスに来ます。ひとりじゃなくて別々の人から来ます。BOOTHのお客様ボックスなんてアナタ「マシュマロちゃん」と変わりませんよ。当番は匿名発送システムを使っておりますので「同人誌を買った者です」とメッセージを送ってもらってもBOOTHのアカウントIDとお取引番号以外の「その人の情報」は何も持ってないです。友達が注文していたってわからないくらいです。

noteを読んだ方が同様のお問い合わせメッセージを送ってくださることもあります。noteのアカウントがあるのなら、その方のnoteへ飛べば活動内容がわかるかも? と思って飛んでみても「記事はまだ書かれていません」の表示があるだけ。他のSNSアカウントのURLが載っているわけでもない「note読み専アカウント」だったことが判明して当番しょんぼり。これが1件や2件ではないのです。

ねえ、「使いたい」が本気の話であったとしても、「使ってもいいですか?」という質問が冗談抜きの話であったとしても、「こういう書きかた」では首を縦には振れないんですよ。少なくとも当番は振れません。

特に占いの「お仕事」に使いたいとお考えのプロあるいはプロ志望の方、よくよくお気をつけください。「鑑定」にせよ「講座やワークショップ」にせよ、「あなたのお仕事」に当番作のコンテンツを使いたいと思うのであれば「占いの仕事をする者」であるあなたが、同じく「占いの仕事をする者」である当番へ問い合わせる文面として適切な形式や内容であるかをよくよく検討してから送ってください。

たとえ当番のTwitter(X)を長年読んでいようと、当番noteを熟読していようと、当番は名前のわからないあなたとは「お友達」ではないです。ゆえに、友達に何かを頼むような色々省略した文面で「使っていい?」とメッセージを送られても当番は困惑するばかりです。

もうひとつですね、誰であるのかすら辿りづらい文面で「使っていいですか?」とお問い合わせくださるプロあるいはプロ志望の方々へ当番これから少々厳しいことを申し上げますけれども。「自分のお仕事ですよね? 自分のお客様へお出しするコンテンツ・鑑定メニュー、自分で作らなくてどうしますか。お客様は『あなたのサービスを受けに来る』というのに、プロのあなたが自作のサービスを提供せずに当番の作ったものを『使いたい』とはどういうことですか」

「プロとは何か」をよくよくお考えいただきたいところです。無断ではなく「問い合わせをする」だけ少しだけマシなのですけれども。

無断使用はですね、本当に言語道断です。三度ほど無断でのサービス転用(有料鑑定の「おまけ」で無料配布、「ワンコインメニュー」でメッセージ販売)、無断転載(キーワード一覧表を作者名無記でブログへ転載)がありました。いずれも「プロの占い師」がしたことです。当番いずれの事案にも当人へ問い合わせてバッチバチに抗議しています。今後、同じようなことが発生した場合もバッチバチのギッチギチに抗議する予定です。無断転載をお考えの皆様におかれましてはよろしくご承知おきのほどをお願い申し上げます。

当番のコワモテサイドが前へ出すぎた気がいたします。ここから先はプロあるいはプロ志望の方ではなくアマチュアの方、つまり「プロは目指していない占い学習者」や「趣味の一環で占いコンテンツを作成している方」へ向けてお伝えします。

アマチュアの方からよくいただく「当番さんの〇〇を使っていいですか」のお問い合わせは、だいたい「自作アプリのメニューに取り入れていいですか」「テンプレートをリライトして配布していいですか(当番の公開するテンプレートが往々にして手書きなので、清書していいですかという話)」「キーワード集のまとめを作って公開してもいいですか」辺りが多いです。お話をよくよく伺った上で、だいたいは承諾しております。

アマチュアである場合「占いをお仕事にしている人のプロフェッショナルなお問い合わせ」ほどには形式を気にしなくても構わないのですが、それでも「『あなたが誰で、普段占いについてどんなことを発信しているのか』を当番が見に行ける場所」は教えてほしいし、連絡手段も教えてほしいです。それと、完成したらその時点でも当番に知らせてほしい。当番も全力で拡散に協力したいから。

正々堂々、「当番さん公認だよー! こんなの作ってみたよー!」と胸を張って公開できるように、事前コミュニケーションをとってほしいなと当番は思っています。当番へ話しかけるのに緊張して、伝えることがふたつみっつ抜け落ちてしまっても、そのときは当番から必要なことを逆質問します。コミュニケーションは双方向。まずはお話をしましょう。

事前に当番から許可を取り、「アイデア元は星見当番(@kaori_stargazer)である」とクレジットを明記する限り、基本的に当番が怒ることはありません。その上で、当番作の何かを元に作ったあなたのコンテンツやサービスが無償のものである限り、当番がアイデア料を請求することもありません。

ただし、あなたが当番のアイデアを元にあなたが作ったコンテンツやサービスでお金を稼いだ場合は当番もあなたにアイデア料を請求します。たとえあなたが学生さんでも未成年でもアマチュアでも、です。お金を稼いだらそれはもはや「お仕事」です。コンテンツやサービスを作り提供するのはあなたでも、アイデア元が当番であるならばそれは「仕入れ」です。当番のアイデアであなたがお金を稼ぐならアイデアの仕入れは有料です。

当初の想定より長文になってしまいました。こんなに長いと覚えられない! という場合は「『自分は何をしている誰なのか』を明示する・確実に届く連絡先を書く」このふたつだけでも覚えて帰ってください。そこがしっかりしていれば他がちょっとワヤワヤでも当番から問い合わせ返しを出すことができるので。

関連記事。当番がよく「使ってもいいですか」と問い合わせを受けるアストロコンテンツ

アストロ短歌は本当によく「サービスやコンテンツに使っていいですか」とお問い合わせを受けます。基本的には「ハウスサイン天体の組み合わせを自力で言語化するのに不慣れな学習者のための練習ツール」であるので、「自分で作れない人のための作成代行サービス」のようなことはしないでいただきたいなあと当番は思っています。

「いま作れない人」が「練習ツールを使いながら作れる人になっていく機会」を「代わりに作ってあげる」で奪わないであげてほしいです。アストロ短歌に限らず #アストロダイスワークブック#アストロお嬢様部活動日誌 に収録されているような #アストロ作文 のワークシート、そして雑誌マイカレンダーに掲載していただいた当番発のワークである #ホロスコープで変身口上 についても同様の扱いです。

当番が作るワーク類はほぼすべてが「自分で言語化できるようになりたい人のための練習ツール」です。「占い師がお客さんの代わりに言語化してあげるためのツール」ではないのです。そこを踏まえての「あくまで自習のため」のご使用をお願いいたします。


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