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ライター・編集者に便利なツールって何? ガジェットについて話していたはずが…

先日、某所で同業者と雑談していた。

取材、原稿書き、構成の作成といった制作の過程で必要な便利ツール、ガジェットの話だった。

パソコンはもちろん、ICレコーダー、ヘッドセット、ペンタブレット、モニター、キーボード…。いろいろある。それぞれ、どんなものを使ってる?という話題。
ハードもそうだけど、便利アプリとして、OCR、Wordの中の機能なども上がってきた。

その中で、全員が全員が一致して「非常に欲しい」けど「なかなかいいのがない」となったのが、
音声をテキスト化するツール
だった。媒体はデジタルでも紙でも、「取材したものを原稿に落とし込む」という作業がある仕事なのだ。

みんなそれぞれに試してみたものはあった。
UDトーク、Edivoice、グーグルドキュメントの音声入力。
中でもグーグルドキュメントの音声入力は優秀だよねという話に。それでも、とってきた音源をそのままテキストに起こすテクニックがよくわからなくて、
録音したデータを聞きながら、自分でしゃべって入力する、なんていうトライアルも披露された。

そうか~、みんな苦労しているよね。と…。
寝ている間に自動的にテキストでバックアップとれていたらいいのにね、という結論になった。
もちろん、音声のテキスト起こしを人にお願いするサービスがあることはみんな知っている。だけど、それはやはりコストがかかりすぎることと、これだけAIが発達しているのだから、なんかないの?という思いがあった。
いや、これも探せばいろいろあるみたいだけど。

そんな話をしているうちに、
「でもね、(雑誌等の)構成ラフをつくるのは、
手書きに勝るものはない
と思う。」という話が出た。

「パワポでキレイに作られたラフって、デザイナーがデザインする自由度とか、何がいちばん伝えたいかという熱量が薄れる気がする」と。

そうなのだ。台割(ページネーション)みたいにデジタルな内容物の表示はエクセルでもなんでもいいのだけど、「見せる」誌面となると手書きがいちばんかもしれない。

そのうち「シャーペンの芯はBが好き!」、「濃さも大事だけど、私は太いのがいいんだよね、0.9㎜の芯使うよ」と。…手が真っ黒になるやつね(笑)。いや、ガジェットの話じゃなかったんかい!という展開になった。

デジタル媒体が多い人からは、
「そういえば手書きってしてない、最近」
という声も上がる。
とはいえ、文字の入力も、指または声を使ってしているものだよね。

さて、結論。
自分の体にまさるガジェットはない!ということ。
働きすぎもほどほどにして、体と心をいたわって、楽しく仕事していきましょうよ、というオチになったのだった。



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