見出し画像

フランスでのフィトテラピー的手当 息子の鼻風邪編

先週末から保育園に行き始めた8ヶ月の息子。

保育園に行き始めるとやはり洗礼というか、様々な菌やウイルスにさらされ・・・外敵の侵入から身を守るべく免疫機能が活発に働いている。

ここ数日、鼻水が垂れていたわけではなかったが、鼻が詰まって寝苦しそうにしている。どうも後鼻漏もあるようだ・・・

幸い副鼻腔炎というところまでは行っておらず、高熱も出ていなかったので、ジェネラリスト(かかりつけの家庭総合医)にかかっても薬は処方されなかった。(念のため解熱鎮痛剤のパラセタモールは備えている。)

子どものケアはより慎重に。発熱による熱性痙攣を起こすこともあれば、正しいケアをしなければ副鼻腔炎や中耳炎など重症化や慢性化につながることもある。たかが風邪と素人判断は厳禁。

薬を処方されていれば、それを飲みながらできることを考える。今回は薬は不要だったが自然治癒力の手助けをして(←これかできるのがフィトのいいところ。)少しでも早く楽にしてあげたい、という方向のケアだ。決して私が薬を飲ませたくない、薬を飲む代わりにこういうケアを。ということを勧めているわけではないということをご理解いただきたい。

そして全てはケースバイケースでその状況に応じた判断と手段が必要。なのでこういう場で軽く個別の質問には答えることはできない。こういうこともできるのだな、というように捉えていただきたい。

使用したもの

全てフランスの薬局やエルボリストリ、マガザンビオ(オーガニックショップ)等で手に入るもの。

・シルバーコロイドの点鼻(精油等が入っているものはNG)
抗菌作用を持つシルバーコロイド液は一切刺激がなく、赤ちゃんでも使える。小さな鼻の穴に点鼻するのは大変だがとても効果的。まず寝かせた状態で両鼻孔から生理食塩水を入れる。そして鼻水を吸引。そして最後にこれをスプレー。これはフィトではないが、自然由来のものということで。

・ティーツリーの芳香蒸留水
水に薄めて飲用。ただ普段から水をあまり飲んでくれないので、これはたくさんは飲んでくれなかった。顔の上からシュッとスプレーしてあげても良い。(遠くから吹きかける。直接顔に向かってやるよりは、寝転がった状態で顔上空にスプレーしてあげる感じ。)

・精油は1%以下に薄めて、足の裏に。
今回はタイムリナロールとラヴィンサラを使用。スイートアーモンドオイルに薄める。それを2、3滴手に取って足の裏に優しく塗る。足の先は鼻の反射区なので、優しくマッサージしてあげると良い。

・mustelaのBAUME PECTORAL 
風邪の症状がつらそうな時に胸元に塗ってあげるクリーム。もこれがものすごく良かった。手を暖かくして、クリームをつけて胸元を包みこむように優しく撫でてあげて。寝付けなくて泣いていたがこれを塗っているときは(くすぐったそうな感じもあったが)ニコニコしてカクッと眠ってしまった。市販でいろいろな製品があり、もう少し大きくなるといろいろな精油が配合されたものが使えるが、8ヶ月で使えるものはなかなかなくて。この製品は出生時から使えるような成分になっている。

・PEDIAKIDの鼻喉用シロップ
タイム、カウスリップ、エルダーフラワーなどの植物エキスやプロバイオティクス、ビタミンCなどが配合されているシロップ。シロップはアガペシロップがベース。甘いので喜んで飲んでくれる。ただ8ヶ月だとスポイトがないと飲ませるのが難しい。日本の薬局でつけていたスポイトが懐かしく思えた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?