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「~かな」の話

職場のFBに載せたものです。初中級、N4程度の学習者を対象と考えています。

みなさん、こんにちは! あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
北海道の冬は寒いですが、楽しいこともたくさんあります。
みなさんは何がしたいですか。
 
「ウィンタースポーツをしたことがありません。スキー、スノーボード、スケート、あっカーリング。
どれがいいですか…」
はい、それ、自分が自分に言う〔ひとりごと〕ですね。普通形にしましょう。
「ウィンタースポーツをしたことがないなぁ。スキー、スノーボード、あっカーリング。どれがいいかな…」
気がつきましたか。こういうときには「な」です。
特に「~かな」はよく使います。聞いたことがありませんか。
「どれがいいかなぁ。うーん、スノーボードがいいかなぁ。ほかのスポーツより簡単そう。」
このように〔ひとりごと〕のときに使います。
友達に質問するときにも使えます。聞いてみましょうか。
「スノーボードって簡単かなぁ。」(返事:そんなことないよ)
このように質問のときに、文の最後に言います。でも、ほかの使い方もあります。それはまた来月!
(写真はカーリングです。知っていますか?)

カーリング

みなさん、こんにちは! 北海道は寒いです…… 毎日雪です……
こんな言い方を聞いたことがあるでしょうか。
「今日も雪が降るかなと思います。」
「今日も雪が降るかなと思ってぼうしをかぶってきました。」
このように、「~かなと思って」など、文の最後ではなくて文の中で言うことがあります。
 
先生が言います。
「N1の勉強はまだちょっと難しいです。」! はっきり言いました!
きびしいですか? では少しやさしい言い方にしますね。
いろいろな言い方がありますが、
「N1の勉強はまだちょっと難しいかなと思います。」これもいいです。
 
「~かな」は〔ひとりごと〕、自分が自分に言う言い方です。これを相手に言うときは、「あなたに言っているのではないですよ。聞こえましたか?」という感じになります。
それで、【直接言わない⇒はっきり言わない⇒やさしい感じになる】んです。
やさしい言い方はほかにもいろいろあります。それはまた来月!(写真は札幌市内の川です。寒い…)

琴似発寒川

みなさん、こんにちは! まだまだ寒いですが、春はもうすぐです。勉強をがんばっていますか。
先生の声が聞こえます。
「話す練習をしないと上手になりませんよ。」きびしい。
 
「話す練習をしないと上手にならないかなと思います。」先月勉強しました。覚えていますか。
「話す練習をしないと上手にならないかもしれません。」
「話す練習をしないと上手にならないように思います。」
友達に話す普通形もありますよ。
「話す練習をしないと上手にならないんじゃないかなぁ。」
「話す練習をしないと上手にならないんじゃない?」
「話す練習をしないと上手にならないかも。」(「かもしれない」を短くしました)
 
みなさんは「~かもしれません」」をどんな例文で勉強しましたか。
「明日は雪が降るかもしれません。」「日本語学校を卒業したら、日本ではたらくかもしれません。」
正しいです! が、やさしく・やわらかく言いたいとき、はっきり言わないほうがいいときにも使います。
これは会話のとき、コミュニケーションのためにとても大事です。このような、文の最後に使う文法はたくさんありますが、がんばって覚えてくださいね。

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