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常識的

小学校や中学校などは文部科学省の管轄下にある。では日本語学校はどうか。
これが少々複雑で、もちろん文部科学省(文科省)と、外国人が対象であるから出入国在留管理庁(入管)が大きく関わる。日常的には入管との良好な関係(笑)が重視されているが、新たに学校を始めるときには文科省の面接を受けなければならない。
 
幸か不幸か、この面接を二度体験した。内容は口外できないので抽象的な話しかできないが、印象として;
 
1)人が大事。専門家としての能力経験、社会人としての責任感など、個人の資質。
2)チームが大事。面接には学校のトップ3(だいたい)が赴くが、このチームが同じ目標、ビジョンを持ち、何というか仲間意識を持って一緒にナイスな教育機関を作ろうという熱量を感じさせること。
3)業務計画が大事。明確なビジョンの下、授業にしろ学校という組織にしろ、この計画があれば、これを見れば誰でも事業を遂行できるというレベルのものを作成する。
4)カネが大事。優秀な教職員に見合う報酬を出し、適切に初期投資を回収し、何があっても事業を継続できる。だから母体に経営的体力があるのは重要である。
 
…という、何この常識的な話、というものになった。
文科省は基本的で常識的な点について根拠も明示し的確に指摘する。少なくとも私は文科省に対してなんやねんなどと感じたことはない。よく見てるなぁと思う。いろいろな方がいらっしゃるので、別の印象をお持ちの方の存在も推察されるが。
 
たぶん、どんな業界でどんな業種であっても、そんなに違いがない部分があるのではないか。当たり前のことを当たり前にすればいいのだが、それが難しいこともある、というのが社会か。などと相変わらず常識的なことを思った。
 
写真はそんなことをぼんやり考えていた中島公園。
 
 
 

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