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穏やかな楽園で暮らしているなと感じた話

長野に住んで2回目の春です。4月に入ってから少しずつ暖かい日が続き、ようやく春の訪れを感じています。関西や関東では桜が見頃のようですね。長野は来週ぐらいかなぁ。

冬季休業だったパートも4月からスタート。冬期の短期パートも3月末で終わり私の生活も新しくなりました。いつもの場所に帰ってこれた安心感と、いつもの人たちに囲まれて仕事ができる環境に感謝しています。お客さまからも「待ってたよ〜」と言われると、帰ってこれて本当によかったなぁと思います。

そう、私は正真正銘長野でとても穏やかに暮らしています。穏やかすぎてここ天国かな?!と思っちゃうぐらいです笑。誰になんと言われようとも、私にとっては楽園。そんな長野の春を記録します。


芽吹きを鑑賞

関東や関西では桜のシーズンで、SNSを見ればお花見写真が溢れています。ほぼ満開の桜たちは華やかでとても綺麗。友人たちも写真を送ってくれ、気持ちが弾みます。
長野では先月まで雪が降っていたので、桜どころか木もほとんど葉がなかったりします。夏は鬱蒼と繁る芝生も今は裸んぼです。

友人が「見てみて〜タンポポの葉が伸びてるよ〜!」と私を呼びました。(ちなみに彼女は楽園に欠かせない登場人物です笑。)彼女の視線の先を見ると、石と石の隙間からタンポポの草がふたつ出ていました。周りには何も無いのに、一生懸命に育っているタンポポ。「すごいね〜」「緑だね〜」感動する30代女ふたり。

目線を少し先にやると、何もない芝生の上に数センチだけ太陽に向かって伸びている緑の芽がそこらじゅうに広がっていました。歩いているだけじゃ分からないぐらいの小さな芽吹き。「えーすごい!」「芽吹いてるね〜」「来週はもっと伸びるのかなぁ」「楽しみだねぇ」再び感動する30代女ふたり。

確かに桜も綺麗。お花見して家族や友人と春を楽しむのもとても良い。綺麗なものを慈しむ気持ちもとても好き。
でもここ長野では写真に収めるに足らない、ただの日常がさらに好きになれます。SNS映えしないし、誰かにわざわざ報告するようなことでもない日常。鑑賞したところで有益なことはほぼありません。効率やスピーディからは対極です。多くの人から共感も得られないでしょう。しかし私は、目の前の友人と共有できることがとても幸せで大切にしたい感覚だと思いました。

中華料理にハマる

職場の人からウーウェンさんとゆう料理家さんを教えてもらったことがきっかけで、先月から中華料理を作っています。私はもともと和食が大好きで、中華といえば、麻婆豆腐やシュウマイぐらいしか知識がありませんでした。しかし、ウーウェンさんの本で中華の幅広さを知りました。また彼女の料理に対する考え方も好きになり一ヶ月以上晩ごはんは彼女のレシピを作っています。

ウーウェンさんは中国生まれで結婚し来日されます。お子さんもいらっしゃり、食事の基本とは家族が健康でいるための土台で、毎日飽きずに作ることが大切だという考えをされています。そのため味付けは超シンプル。手順もシンプル。主婦目線のものばかりで、美味しいのに簡単で野菜たっぷりなメニューです。

そして長野では野菜がとても美味しいのです。ウーウェンさんレシピに長野の美味しい野菜。…不味いわけがない!。夫も毎日喜んでくれ、「中華ってこんなに美味しんやなぁ」と感動するアラフォー夫婦。「明日のメニューはエビチリです!」で歓喜するアラフォー夫婦。ウーウェンさんと長野の野菜は、私たちに健康だけではなく日常の楽しみも与えてくれています。

ちなみに私が好きなのは坦々麺です。好きな中華麺を茹でて、たまり醤油とラー油をかければピリ辛でコクのある坦々麺ができます。ぜひお試しあれ。

たまにはちょっとした毒も

しかし私の根っこには関西人魂もあります。生まれも育ちも関西人だと、二年ほど長野にいたからといって消えるものでも薄くなるものでもありません。
ちなみに私の中の関西人魂は「早くして!安くして!それ本音?」の三拍子です(※私の場合です)。こんな楽園である長野の暮らしでも私の中の関西人は言います。「いやいや〜そうは言ってもほんまはどうなん?!」…やな奴です。
長野の暮らしは以上のように「ほんまやけど?文句ある?」ばかりで幸せそのものです。リアルな生活は本音なので、最近見る動画はちょっとした毒っけを欲しています。

マツコデラックスやyouのように芯をつくような意見を言う芸能人や、成田悠輔やひろゆきなどズバッと痛快に切ってくれる著名人、その中でも最近は芸人枠の千原せいじが私の中で急上昇中です。
誰の顔色も伺わずにズバズバ的を得て話すおっさんの関西弁は、唯一長野の暮らしに足りていない要素だったようです。「〇〇やでー!」「こうちゃうかー?」「それあかんわ!」
最近はショート動画にせいじが溢れてきました。

そんな話を夫としてたら(夫も関西出身)、「せいじが職場に居ったらしんどいで〜?」とゆう話になりました。絶対そんなはずないのに例え話をするのが関西人なのです。真剣に考え、職場どころか近所に居てもヤダなと思ってしまった私。「友人の旦那さんでも嫌かな!」失礼極まりないのです。
話し合った結論、画面越しで付き合える今の距離感がちょうどいいかもね、となりました。YouTubeに感謝。

せいじへ。
ありがとう。長野の暮らしにあなたは欠かせません。だから不倫して活動休止とかせんといてね(しそうやけど…笑)。少なくとも数年は元気で動画を更新してね。
穏やかな春の楽園より。





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