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防災グッズにぜひ入れて欲しい一品!

自然災害に備えて、防災グッズをそろえているご家庭は多いと思います。
食料、水、カセットコンロ、防寒グッズ、トイレットペーパー、簡易トイレ、懐中電灯等など…。

我が家も一通りは揃えています。
しかし、先日、東日本大震災に被災されたお母さんにお話を聞く機会があり、考えていなかった防災グッズを教えてもらいました。

それは『ろうそく』です。

まず、お母さんが話してくれた災害時の生活の実際をお話してから、「ろうそく」についてお話します。

1.東日本災害時の生活の実態

東日本大震災は3月11日、雪の降る寒い時期に寒冷地帯で起こりました。

こたつやストーブなど、雪国で生活する家にはいろんな防寒グッズがあり、それが非常に役に立ったそうです。

お話の中で、印象的だったものは、東北発祥の『こたつホース』です。
こたつホースのイメージです。

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上記は、電気ストーブですが、石油ストーブが大活躍したそうです。
石油ストーブのイメージはこちらです。

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石油ストーブとこたつを、こたつホースでつなげると、室内もこたつ内も温かくなります。
さらに、石油ストーブの上に、水を入れたやかんを置くとお湯が沸かせるという、一石三鳥のスーパースターです!

先人からの知恵で、寒さと共に生きてきた東北の方々だからこそ、震災後の生活を乗り越えてこられたのではないかと思います。

2.ろうそくの素晴らしさ

では、最初にお話しした、今回のメインテーマ『ろうそく』についてお話します。

電気やガスは切断され、プロパンガスだけがライフラインだったそうで、ライフラインの選択肢をいくつか持つことは大事だと話していました。

明かりを照らすための懐中電灯を災害用に準備されているご家庭は多いと思います。我が家も懐中電灯とランタンを準備しています。

しかし、懐中電灯のエネルギー源である乾電池の消費は、想像以上に早く、電気のない生活が長期戦になると、戦闘力にならないそうです。

そこで、登場するのが『ろうそく』です。

ろうそくは、明かりを照らしてくれます。
そして、ろうそくの火の揺らぎは、眺めていると心を癒してくれます。
癒しのアイテムとして、キャンドルを部屋に飾られる人もいますよね。

お母さんは言っていました。
「被災した時、物資も必要だが、癒しが必要」

おすすめのろうそくは「太いもの」だそうです。
理由は、細いとすぐに溶けてしまうから。
仏前用のろうそくがおすすめとのことでした。
ろうがたくさん入っているインテリア用のキャンドルライトも、よさそうですね。

ろうそくの火は、就寝時につけたままだと火事の原因にもなります。
お母さんは、「ろうそくの火が消えたら寝ようね」と言い、寝る前に家族みんなでろうそくを囲んで火の揺らぎを見ていた時間が、震災後は一番心が安らぐ時間だったと話していました。

いかがでしたか。
防ぎきれない自然災害と共に、私たち人類が生き伸びていけるよう、お母さんが話してくれた貴重な体験を、私は語り継いでいきたいです。

さっそくろうそくを買いに行ってきます!

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